海外作品の飛躍的な品質向上から、日本のゲームメーカーは北米や欧州などで苦戦を強いられている。しかし、こうした海外メーカーの優秀なクリエイターたちを育てたのは、1980〜90年代に日本で生み出された「ファミリーコンピュータ」用のソフトだ。ファミコン本体とともにこれらの作品が、マンガやアニメ同様、世界に「ゲームといえば日本ブランド」という認識を広めたのは間違いないだろう。

そんなファミコンなどのソフトをランキングした「Top Ten 8-bit Games」を米ゲーム専門サイト「GameTrailers.com」が発表、日本生まれのソフトが全ランキングを独占したほか、トップ2は任天堂ソフトが占める結果となった。

1位に輝いたのは、任天堂の「スーパーマリオブラザーズ3」。海外でもゲームやキャラクターとして人気の高い「スーパーマリオブラザーズ」シリーズだが、その中でも世界で1700万本以上を売り上げた第3作が栄冠をつかんだ。「ファミコンソフトの最高傑作」ともいわれるこの作品の1位には、日本のユーザーも納得しているようだ。

2位は、こちらも任天堂作品の「ゼルダの伝説」。日本ではディスクシステム用の第1弾ソフトとして登場した同作品だが、米国ではROMカセットとして発売。以降のシリーズ作品も人気を博している。

3位はコナミの「魂斗羅」、4位はカプコンの「ロックマン2」、5位は任天堂の「マイクタイソン・パンチアウト!!」と日本でも評価の高い作品が続いているが、6位にはアメリカンフットボールが人気の米国らしく「テクモ スーパーボウル」が選ばれた。プロリーグ(NFL)チームや選手が実名で登場する点が、画期的だったようだ。「ドラゴンクエストIV 導かれし者たち」(エニックス)よりも順位が高いことに、日本のユーザーから驚きの声が上がっている。

このほか、日本ではアーケードゲームとして人気を博したセガの「忍−SHINOBI−」や、テクノスジャパンの「熱血硬派くにおくん」シリーズから「ダウンタウン熱血物語」なども選ばれており、日本のランキングと比べて少々異なる点が面白い。メーカーにとって、海外でのヒット作を生み出すヒントになるかもしれない。


◎8ビットゲームソフト トップ10(GameTrailers.com調べ)
1位 「Super Mario Bros. 3」(スーパーマリオブラザーズ3) 任天堂
2位 「The Legend of Zelda」(ゼルダの伝説) 任天堂
3位 「Contra」(魂斗羅) コナミ
4位 「Mega Man 2」(ロックマン2 Dr.ワイリーの謎) カプコン
5位 「Mike Tyson's Punch-Out!!」(マイクタイソン・パンチアウト!!) 任天堂
6位 「Tecmo Super Bowl」(テクモ スーパーボウル) テクモ
7位 「Dragon Warrior IV」(ドラゴンクエストIV 導かれし者たち) エニックス
8位 「Shinobi」(忍−SHINOBI−) セガ
9位 「Castlevania III: Dracula's Curse」(悪魔城伝説) コナミ
10位 「River City Ransom」(ダウンタウン熱血物語) テクノスジャパン