インテルのジョセ・モウリーニョ監督は11月30日のセリエA第14節ナポリ戦で、練習不足を理由にFWマリオ・バロテッリ(18)の招集を見送った。試合後の“SKY”のインタビューでもモウリーニョ監督は「バロテッリはもっと練習するべきであり、サネッティのようなベテランよりも練習量が少ないようでは話にならない」と苦言を呈した。1日、インタビューに応じたインテルのマッシモ・モラッティ会長はモウリーニョ監督の発言に同意する見解を示している。

モラッティ会長は「一連の発言はモウリーニョのバロテッリに対する愛情だと捉えている。プロフェッショナルとして正しい判断だ。バロテッリもインテリジェンスを兼ね備えており、モウリーニョのアドバイスを理解できるはずだ」とコメント。

また、ナポリ戦で2−1勝利を収めたことで2位以下に「6」ポイント差をつけたことで早くも「インテル独走」が報じられている。この現状にモラッティ会長は「インテルが逃げ切り体制に入ったとは感じていない。現状は、我々が好調であり、他チームが何らかの問題を抱えているに過ぎない。ただ、チームが安定した実力を発揮していることには満足している。全体のレベルが上がっている今季のセリエAは非常に厳しい。1試合でもミスを犯せば大きく響く。そういうこともあり、試合翌日の月曜日だけ喜びに浸ることにしている」と冷静に話した。