検索でも急上昇中のワード 『CFD』とは?

写真拡大

今個人投資家の間で、「CFD」と呼ばれる金融商品に注目が集まっている。

CFDとは、Contract For Differenceの略語で、日本語に訳すと「差金決済取引」にあたる。まだ日本ではなじみがうすい金融商品だが、ヨーロッパやオーストラリアでは個人投資家レベルまで浸透している取引で、すでにロンドン証券取引所では株の出来高の約30%をCFDによる取引が占めているとのことだ。

CFDは一定金額の証拠金を預け入れ、その何倍ものレバレッジを効かせることで少ない元手でも取引に参加できる。そのため、FX(外国為替証拠金取引)の株式版とも言われている。

CFDでは国内外の株式やETFだけではなくNYダウなど世界の株価指数などを取引することもできる。海外の株式や株価指数は日本時間の夕方・夜でも取引ができるため仕事が終わった後でも取引ができる点は心強い。またCFDは取引手数料が無料というメリットもある。

ここ数年のFXブームで証拠金取引についての認知度があがったが、一部の投資家を中心に、株式取引でも証拠金取引を行いたいとのニーズからCFDへの注目度が高まり、10月には検索サイトでの検索数が前月比10倍超まで増大している。(*1)またテレビ東京の経済ニュース番組「ワールドビジネスサテライト」でも取り上げられるなど、日本でもヨーロッパと同様に普及の兆しが見え始めている。

では、なぜここにきてCFDへの注目度が高まっているのだろうか?

ひとつにはリーマンショック以降の「株価下落」が挙げられる。通常、株式投資は買った価格より上がらないと利益が得られないが、CFDは株の下落局面でも利益を得られるという仕組みがあるのだ。また、高いレバレッジ効果が得られるという点でも注目されている。通常、100万円の株式を購入する場合には、100万円必要だが、CFDなら5〜20万円程度の証拠金で取引を行うことができる。言い換えれば証拠金の5倍〜20倍の取引を行えるということだ。

もちろんハイリターンな分、リスクも高い。仮にCFDを使い、投資資金全額をレバレッジ10倍かけて株式を購入した場合、株価が10%下落した場合証拠金がゼロになる可能性もあるのは覚えておきたい。

このようなハイリスク・ハイリターンの金融取引手法であるCFDだが意外にも敷居が低く、10万円から始めることが可能だ。

ここ最近個人投資家がCFDに注目しているのは、少額の資金で高いリターンが狙える取引手法だからなのであろう。ひまわり証券では無料でデモトレードが行える。まずはデモトレードで慣れてから始めるのも手だろう。

*1 数値はひまわり証券調べ

■関連リンク
ひまわり証券

注:紹介する金融商品への投資にはリスクが伴います。各商品のお問い合わせは、取り扱い会社までお願いします。投資は自己責任で。