痛車とは、車にアニメのキャラクターをペイントしたり、ステッカーを貼ったりしてある車のことをいう。この痛車が今、オタクの間で流行の兆しを見せているというから驚きだ。その、痛車のカリスマ的存在である車が先日、新仕様となってアキバに登場した。カリスマといわれるその車はいったいどんな車なのか?



痛車界ではかなり有名になっているという車は、ホンダのシビック。意外と普通だった・・・。しかし、カリスマといわれるには、ただのシビックではないはずである。

「おぱんちゅ号」と命名されているこの車は、ボディの到るところに「魔法少女リリカルなのは」のステッカーが貼ってあり、ボンネットにデカデカとスカートからおぱんちゅがチラ見している画が貼り付けてある。しかし今回、新仕様となったようだ。

新仕様は、「魔法少女リリカルなのは」から、今度はゆるゆるなかんじの、なのはとフェイトのツーショットがボンネットに画がかれている。また、ボディ側面も同じくリニューアルされた。

この時点ではそれほど特別といった印象は受けなかったが、まだ他にもあった。

シビックといえば、走り屋の入門的存在であるが、その走りを意識したチューニングにも抜かりがない。車高調整式のスプリングで足回りを鍛え、軽量化のためにリアシートは取り除いてある。剛性を高めるためのロールバーも室内に張り巡らせ、もちろんレカロシートも装着済みである。そして極めつけは、エンジンを積み替えてあるのである。同車にEG6という型式の車であるが、ひとつ後のモデルにはタイプRという極限まで走るために鍛え上げたエンジンを搭載したグレードがある。そのエンジンを積んであるのだ。

羊の皮をかぶった狼とはまさにこのことである。

また、社内には、センターパネルのモニターとは別には19インチのワイドモニターが2つも装備してあり、VIPカーに引けをとらないインパクトである。おかげで、信号待ちで横に並んだVIP系カスタムのオーナーから車載モニタなどのチューニング方法について尋ねられたりもするとのことである。

痛車という存在は、まだちょっと珍しいものだけに、いたずらされたりしないのかと心配になるが、実際にはそういった経験はほとんどなく、逆に、家族連れやカップル、外国人から声をかけられるなど、人との交流のきっかけにもなっているとご本人はいたってポジティブだ。

一般の人から見れば、派手で奇抜な痛車という存在。ただ自己主張するためにボディーにアニメを描き、それでいて、見えないエンジンや足回りにも妥協せず、VIPカーも驚くような大きなモニターを搭載するこの車のオーナーが語った。

「クルマはキャンバス。いかに描くか!」とのこと。

やはり、カリスマといわれる理由が少しわかったような気がする。

画像はこちら→アキバ総研

(編集部:自動車魂”世界一car journalist 木下)

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