インタビュー:原田佳奈「ウソをつかない、カッコつけない」
2008年11月28日12時00分 / 提供:livedoor
原田佳奈(撮影:野原誠治) 写真一覧(7件)
――「アリア」が映画初主演とのことですが、最初に脚本を読んだ時、率直にどのような感想を抱きましたか?
原田佳奈(以下、原田):もともと脚本にはシーンしか無かったんですね。そこから、役者と監督が一緒に作り上げていったっていう感じなので。セリフも、例えば相手役の井坂さんと、言いやすいように芝居をやっていく中で、そこから監督がセリフを固めていくっていう感じで。――決まっていたのはシーンだけ?
原田:そうですね。今思うとすごいかなり、トライをしたなって感じです。今だとそういうやり方って楽しみながらできるけど、初主演でお芝居をお仕事としてやるのが、ほぼはじめての状態だったのでかなり手探りでやってましたね。――作品を拝見して、会話の全てが口語体で作られていたのがすごく自然で。それはそういう映画の撮り方に関係しているのかもしれませんね。
原田:そうですね。監督の演出もあると思うんですけど、本当にそのシーンが信じられないと監督はOKを出さない人なので。かなり細かい所まで、こだわって撮っていて。井坂さんがカフェの外に出てふーって座る、ただ座るだけのシーンを何十テイクも撮っていて(笑)いつまで続くんだろう…みたいな。――原田さんが演じられた、ミチという女の子は言葉数が少なく、表情もあまり変わらない女の子ですがその中で複雑な心境を表現するのは苦労しましたか?
原田:自分でも、「何でこんな表情をしたんだろう?」って見てて分からないくらい、考えずにやっていたんですね。もともと、監督が私を観た時に「あ、ミチがいる」って思って「アリア」を撮ることになったらしいんですけど、監督が思い描いているミチっていうキャラクターが私の中では最初にピンとこなくて、「なんでこれが私なんだろう」って感じだったんですけど、やってくうちに、自分のミチっぽい部分が引き出されていったっていうか。自然にミチになっていったので、撮影の初期から最後の方でも全然違うんですよね。自分のミチへの入り込み方も違うし。――自然にすっと演じられたという感じで。
原田:そうですね。だから、こう脚本を一緒に作り上げていったのもそうなんですけど、役を演じるっていうより、その人になりきってその人を生きるっていう感じがこの「アリア」ではできたのかなって。――ミチと俊太郎のやりとりを見ていると、本当にああいう二人がいるんじゃないかって思ってしまうほど自然でしたものね。
原田:ああ〜嬉しいですね(笑)。
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