なんとも大胆、そして画期的な発想である。パチンコ、パチスロファンなら日々凝視しているであろうその画面。その絵柄になんと指名手配犯の顔写真を使おうというのだ。いまや全国1700万人と言われるパチンコ・パチスロ人口。彼らが毎日この画面を見つめていたとしたら・・。それは街角に張られている指名手配犯ポスターよりはるかに強く脳裏に焼きつくに違いない。
ウェブコンテンツ制作などを行うfamistaは11/14、指名手配犯の顔写真を用いたスロットゲーム「スロット刑事」をリリースした。将来的にはパチンコ店への実機導入や、公共の場へのゲーム設置も検討中とのこと。エンタメ風味の公益的コンテンツによって犯罪捜査に協力したいということだ。実際のゲーム内容についてご紹介したい。






ゲームはスロットの絵柄に実際の指名手配犯の顔写真が使われている点を除けば、パチンコ屋にあるスロットゲームと変わらない。スタートボタンをクリックするとドラムが回転し、同じ顔が横に三つ揃えばフィーバーとなる。フィーバーすると、揃った手配犯のプロフィールとともに、事件の概要が表示される仕組みだ。




かつては「世界一優秀」と言われた日本の警察だが、最近の評判は必ずしも芳しくない。犯罪検挙率はこの15年ほどの間に40%も低下し、今では20%程度である。主な原因は捜査の人員がほぼ横ばいなのに対し、犯罪の件数はここ20年で倍になっていることだが、その他にも今回の厚生官僚殺害事件にも見られる動機の不透明な犯罪の増加、犯罪の凶悪化に伴う市民の非協力など多岐にわたる。

果たして“全国1700万人のパチンコ・パチスロ好きの皆さんが刑事に変身!”という触れ込み通り、犯人逮捕につながるだろうか。確かにパチンコ屋など手配犯が出没しそうな場所でもあり、画面を凝視し続けるというゲームの性質上、客の脳裏に顔がインプットされるのは間違いない。だが、「同じ顔を三つ揃えなければ意味がない」という反復学習効果によって、街で単体の手配犯を見かけても「なんだ、ハズレか」とスルーされないか心配である。

(編集部:こてつ)

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