「スワンドーン・ボム」を必殺技とするWWE人気レスラーのジェフ・ハーディー(31)が、23日、滞在しているホテルの吹き抜け式階段にて、意識が無く倒れているところを発見され、病院に運ばれた。WWEはプライバシーの観点から病院の名や彼の容態を明かしていない。


2007年よりICの王者として君臨する傍ら、WWE王者の座も目指す人気レスラーとして今年2月には日本にも来日、鮮やかな刺青とともにダイナミックな技で観客をおおいに興奮させた。

しかし今年3月には薬物問題が生じ、5月までの謹慎処分を受ける。その後自宅にしているトレーラーが火事を起こし、愛犬が焼死するという悲しみに、彼は精神面でも大きく崩れていった。

しかし復帰をかけた5月、突如命令されたウマガとの対戦においては、必殺技である「ウィスパー・イン・ザ・ウィンド」でウマガに辛勝、ファンはその完全復活におおいに沸き、ジェフ本人も薬物使用を悔い改めたという。そして6月、RAWのドラフトによりSmackDown!への移籍が決定し、彼は新しい境地での活躍が期待されていた。

尚、ハーディーは11月23日夜には、トリプルH（HHH）と、ウラジミール・コズロフとタイトル・マッチを行う番組収録のスケジュールが入っていた。

ジェフの現在の状態について、WWEはいかなる取材にも黙秘を続けている。彼に詳しい人の話では、WWE側がこの日のタイトル・マッチのファイティング内容について、何らかの理由によりストーリーの変更を提案していたと言い、これにより視聴率稼ぎのためのお騒がせ、つまり仮病ではないかという説も出てきている。真相はいかに…。

（編集部　Joy横手）

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