セリエA第13節(最終日)が各地で行われた23日、ACミランはアウェーでトリノと対戦し、痛恨の2−2ドローに終わった。勝ち点「27」のACミランは、首位インテルとの差を「3」ポイントに広げてしまった。

前半25分、先制点を許したACミランは同29分、FWパトのゴールで同点。同34分にはMFロナウジーニョが21メートルのフリーキックを決めて逆転に成功し、前半は2−1で終了。

後半10分、トリノDFがペナルティーエリア内でハンドしたかに見えたが、審判は笛を吹かず。一方、後半33分、ACミランのDFカラーゼにペナルティーエリア内でハンドがあったとしてPK判定。このPKをトリノMFロジーナが決めて2−2に。試合はそのまま終了した。

試合後ACミランのカルロ・アンチェロッティ監督は「リードした時の決定力を高めていかなければならない。ただ、オフェンシブな展開ができるようになっており、その点には満足している。3−1と突き放すチャンスは何度か訪れたにもかかわらず、決め切れなかった。そこが我々の最大の課題だ」と苦々しく振り返った。