女性
愛知県民と神奈川県民は相性がいい?【独女通信】
2008年11月27日14時00分 / 提供:独女通信
「結婚後も実家のそばで暮らしたいから、結婚相手は出身地が近い人がいい」。
理想の結婚相手について、こう語る独女も多い。確かに相手も同郷なら習慣や価値観を共有しやすいだろうが、「運命の人」はどこにいるかわからないもの。人やモノの流れが激しい現代では、まったく違う土地で生まれ育った人と出会い、結婚する人も少なくない。
夫と妻の出身地の組み合わせは夫婦によってさまざまだが、筆者の周りには、「愛知県男×神奈川女」のカップルが4組もいる。偶然と言ってしまえばそれで終わりだが、意外と両県は相性が良かったりして!?
考えてみれば、キラキラしたものが好きな愛知のシャチホコ文化は、車やバイクを改造して埠頭に集まったり、海岸沿いを走る神奈川のヤンキー文化に通じるのだろうか。先にあげた「愛知県男×神奈川女」のカップルはヤンキーではないが、土地が持つ文化や精神性に、何か共通するものや相性があるのではないだろうか。
そんな話をしてみたら、名古屋での勤務経験がある神奈川県会社員の崇さん(仮名)が、「それはあるかも」と頷いた。
「名古屋人は人からどう見られるかをすごく気にします。ランチは100円でも安く、でもバッグはブランド物の定番を買って長く使う。一方、横浜の人は発想が逆で、あまり人目を気にしない。けれど、地元の人の好みに合わせて華やかな装飾の店が多い名古屋に神奈川県民の友人を連れて行くと、『あの装飾を自宅でやりたい』と言う人が多い。愛知と神奈川は、おしゃれでも何でも『徹底する』というところが似ているのかもしれません」。
また、地理的にも愛知と神奈川は共通点が多い、と語るのは夫が愛知出身、自分は神奈川出身の自編集者、美紀子さん(仮名・34歳)。
「やっぱり、名古屋は大阪の、神奈川は東京の陰に隠れて永遠の二番手だってところ。その割りに故郷に自身があり、自分たちは都会人だと思ってるところが同じ。以前、夫の友人で名古屋の人と故郷自慢をした時は燃えましたね。みなとみらいVS名古屋港、八景島シーパラダイスVSナガシマスパーランド、赤い靴の女の子VSナナちゃん人形とか(笑)」。
神奈川県出身の桜子さん(仮名・35)は結婚後、夫の出身地である愛知県で暮らしていて、あることに気付いたという。
「トヨタのお膝元だけあって車社会なんですよね。夫婦もそれぞれ1台ずつ乗ってるんです。一部の都市部を除けば神奈川も車社会。ただ、神奈川では白い車が多かったのに対し、こちらは黒がほとんど。さらに愛知では、わざわざお金を出してエンブレムを金にする人が多いのにも驚きました。」。
ちなみに日産自動車初の工場は横浜に作られている。愛知と神奈川には、自動車メーカーのお膝元という共通点もあったのだ。
一方、愛知と神奈川の違いを語ってくれたのは、夫が愛知、自分が神奈川出身の自営業・瞳さん(仮名・36歳)
「愛知の人はとにかく元気。老若男女が流行に敏感で、オシャレへの向上心もある。それでいて、女性には『男性を立てる』という価値観が今でも強い。一方、神奈川の人は、割とクールで『郷に入れば郷に従え』。けっこうなんでも受け入れられるタイプが多い。また、愛知県の人が東京へのコンプレックスが強い一方、神奈川の人はそれほどないんですよね。ただ、愛知も神奈川も郷土愛が強いのは同じです」。
なるほど、熱い愛知県民と、クールな神奈川県民は共通点がありながら、反対の価値観を持つからこそ、夫婦としてうまくいきやすいのかもしれない。
ところでもう一つ、愛知と神奈川を結びつけるものがある。それは、名古屋を中心に約300店舗を展開するコメダ珈琲だ。中部地方で絶大な支持を得ているコメダ珈琲の関東進出第一号店は、なんと横浜市内に作られたのだ。なぜ横浜なのか、コメダ珈琲に尋ねてみた。
「当社の店舗は、年中無休で早朝から深夜までの営業、モーニングサービスなどとともにゆったりとした空間と駐車場などもお客様の支持を頂いております。それを実現するには、郊外の路面店が理想ですので、より愛知での出店環境に似ている横浜になったのです」。
しかし、郊外なら埼玉や千葉でもよかったはず。あえて横浜を選んだのは…
「やはり、東海道新幹線が通っていることもあり、名古屋からのアクセスのよさが管理のしやすさが最大の決め手です」。
確かに、新幹線なら名古屋と横浜は片道約1時間半と近い。このアクセスのよさも、愛知と神奈川を近づける要因の一つかもしれない。
考えてみれば、古くは東海道中膝栗毛からもわかるように横浜と尾張・三河の国は東海道を通って人が行き来し、太平洋沿岸の町では、漁業の文化や技術が黒潮に乗って伝えられたりしてきたのだ。愛知と神奈川のように、共通点と相反する点を持つ土地の人との出会いの中に、宝物が埋まっていることもあるのかもしれない。(栗頭渋子)
理想の結婚相手について、こう語る独女も多い。確かに相手も同郷なら習慣や価値観を共有しやすいだろうが、「運命の人」はどこにいるかわからないもの。人やモノの流れが激しい現代では、まったく違う土地で生まれ育った人と出会い、結婚する人も少なくない。
夫と妻の出身地の組み合わせは夫婦によってさまざまだが、筆者の周りには、「愛知県男×神奈川女」のカップルが4組もいる。偶然と言ってしまえばそれで終わりだが、意外と両県は相性が良かったりして!?
考えてみれば、キラキラしたものが好きな愛知のシャチホコ文化は、車やバイクを改造して埠頭に集まったり、海岸沿いを走る神奈川のヤンキー文化に通じるのだろうか。先にあげた「愛知県男×神奈川女」のカップルはヤンキーではないが、土地が持つ文化や精神性に、何か共通するものや相性があるのではないだろうか。
そんな話をしてみたら、名古屋での勤務経験がある神奈川県会社員の崇さん(仮名)が、「それはあるかも」と頷いた。
「名古屋人は人からどう見られるかをすごく気にします。ランチは100円でも安く、でもバッグはブランド物の定番を買って長く使う。一方、横浜の人は発想が逆で、あまり人目を気にしない。けれど、地元の人の好みに合わせて華やかな装飾の店が多い名古屋に神奈川県民の友人を連れて行くと、『あの装飾を自宅でやりたい』と言う人が多い。愛知と神奈川は、おしゃれでも何でも『徹底する』というところが似ているのかもしれません」。
また、地理的にも愛知と神奈川は共通点が多い、と語るのは夫が愛知出身、自分は神奈川出身の自編集者、美紀子さん(仮名・34歳)。
「やっぱり、名古屋は大阪の、神奈川は東京の陰に隠れて永遠の二番手だってところ。その割りに故郷に自身があり、自分たちは都会人だと思ってるところが同じ。以前、夫の友人で名古屋の人と故郷自慢をした時は燃えましたね。みなとみらいVS名古屋港、八景島シーパラダイスVSナガシマスパーランド、赤い靴の女の子VSナナちゃん人形とか(笑)」。
神奈川県出身の桜子さん(仮名・35)は結婚後、夫の出身地である愛知県で暮らしていて、あることに気付いたという。
「トヨタのお膝元だけあって車社会なんですよね。夫婦もそれぞれ1台ずつ乗ってるんです。一部の都市部を除けば神奈川も車社会。ただ、神奈川では白い車が多かったのに対し、こちらは黒がほとんど。さらに愛知では、わざわざお金を出してエンブレムを金にする人が多いのにも驚きました。」。
ちなみに日産自動車初の工場は横浜に作られている。愛知と神奈川には、自動車メーカーのお膝元という共通点もあったのだ。
一方、愛知と神奈川の違いを語ってくれたのは、夫が愛知、自分が神奈川出身の自営業・瞳さん(仮名・36歳)
「愛知の人はとにかく元気。老若男女が流行に敏感で、オシャレへの向上心もある。それでいて、女性には『男性を立てる』という価値観が今でも強い。一方、神奈川の人は、割とクールで『郷に入れば郷に従え』。けっこうなんでも受け入れられるタイプが多い。また、愛知県の人が東京へのコンプレックスが強い一方、神奈川の人はそれほどないんですよね。ただ、愛知も神奈川も郷土愛が強いのは同じです」。
なるほど、熱い愛知県民と、クールな神奈川県民は共通点がありながら、反対の価値観を持つからこそ、夫婦としてうまくいきやすいのかもしれない。
ところでもう一つ、愛知と神奈川を結びつけるものがある。それは、名古屋を中心に約300店舗を展開するコメダ珈琲だ。中部地方で絶大な支持を得ているコメダ珈琲の関東進出第一号店は、なんと横浜市内に作られたのだ。なぜ横浜なのか、コメダ珈琲に尋ねてみた。
「当社の店舗は、年中無休で早朝から深夜までの営業、モーニングサービスなどとともにゆったりとした空間と駐車場などもお客様の支持を頂いております。それを実現するには、郊外の路面店が理想ですので、より愛知での出店環境に似ている横浜になったのです」。
しかし、郊外なら埼玉や千葉でもよかったはず。あえて横浜を選んだのは…
「やはり、東海道新幹線が通っていることもあり、名古屋からのアクセスのよさが管理のしやすさが最大の決め手です」。
確かに、新幹線なら名古屋と横浜は片道約1時間半と近い。このアクセスのよさも、愛知と神奈川を近づける要因の一つかもしれない。
考えてみれば、古くは東海道中膝栗毛からもわかるように横浜と尾張・三河の国は東海道を通って人が行き来し、太平洋沿岸の町では、漁業の文化や技術が黒潮に乗って伝えられたりしてきたのだ。愛知と神奈川のように、共通点と相反する点を持つ土地の人との出会いの中に、宝物が埋まっていることもあるのかもしれない。(栗頭渋子)









