現在携帯機が売れているゲーム業界。過去に据え置き機で発売された作品の移植やリメイクが頻繁に携帯機に移植されているが、性能面で異なる機種からの移植やリメイク作品を、単純にグラフィックやBGMの劣化だけで評価してよいのだろうか。

例を挙げるとニンテンドーDS(DS)用ソフト「ドラゴンクエスト?」は、1992年にスーパーファミコン(SFC)用ソフトとしてエニックス(現スクウェア・エニックス)より発売され、2004年にはプレイステーション2(PS2)用ソフトとしてリメイクされている。
その際に3D化とオーケストラ演奏による曲を収録、モンスターやイベントの追加といった豪華なリメイクがなされた。
そして、2008年7月にはDS用ソフトとして再リメイクされ発売。
しかし、PS2とDSでは、当然性能やメディア容量でPS2が勝っており、グラフィックや音楽をPS2版以上に豪華にはできない。
そこでSFC版やPS2版では登場しなかったモンスターを登場させたり、今作の目玉ともいうべき「主人公が結婚する」部分で、花嫁候補を増やすといった部分での追加要素がなされた。
さて、ここまで見て、このリメイクは劣化だと思った人が何人いるだろうか?

現在ゲーム業界は据え置き機よりも携帯機の方が売れている。
過去には見られなかった事態だが、そのせいもあって過去に据え置き機で発売されたソフトの、携帯機への移植・リメイク作品が増えた。
そんな中で「グラフィックが劣化しているからダメ」「BGMがひどい」といった、性能面でどうしようもない部分だけでダメ出しをするよりも、きちんと違った面で差別化を図っているリメイク作品に対してはその部分を加味した上で、移植・リメイク作品としての評価を下してはいかがだろうか。
そして、過去にオリジナルを遊んだユーザーには、携帯機でこれらのソフトが楽しめる時代になったのだという喜びも感じていただきたいものだ。
それぐらいの余裕があればゲームをもっと楽しめるのではないだろうか?

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