【MATCH REPORT】J1リーグ第28節 千葉 3−2 浦和
開始直後の失点に焦慮し無念の自滅
試合開始21秒。右サイドでポンテがボールを失い、谷澤から深井へとパスをつながれてゴールを許した。立ち上がり早々の失点は浦和から余裕を消し去ってしまった。8分、最前線へ攻め上がっていた闘莉王がエジミウソンのスルーパスを受けて同点弾を決める。振り出しに戻した浦和は何とか態勢を取り戻して1│1で前半を終えたのだが……。
後半、エンゲルス監督は疲労を考慮して高原を下げ永井を投入する。しかし、なかなか決定機を生めない浦和は57分に再び深井にゴールを割られてリードを許す。するとエンゲルス監督はスクランブルとばかりに守備的MFの鈴木に代えて攻撃的MFの梅崎をピッチへ。それでも戦況が動かないと見るや、リベロの闘莉王が前線へ張り出して超攻撃的布陣へと移行した。しかし、この前掛かりな形でバランスを崩した浦和は自陣でのミスから攻守転換されてミシェウに致命的な3点目を喫してしまう。
2点差となった浦和は左サイドの相馬に代えてエスクデロをピッチへ送り出し総攻撃を開始。86分、山田暢のロングボールを永井がゴール右から中央へ折り返してエジミウソンがゲットし1点差に詰め寄る。
しかし追撃もここまで。残留争いを展開する千葉に逃げ切られ、浦和は痛恨の一敗を喫してしまった。
「今日は勝たなきゃいけない試合だったが20秒で失点してしまった。そのダメージはあったと思う」
エンゲルス監督がいつもよりも小さな声で試合を振り返ったように、開始早々の予期せぬ失点によって、浦和のゲームプランは大きく狂った。焦燥の中で、浦和の選手たちはミスを頻発し、相手を助けてしまった。
「千葉が強かったというより、自滅」
キャプテン山田暢がそう言って唇をかみしめた。
<浦和レッズ寸評>
5.0 GK 都築龍太 フィードが不安定。相手との1対1でも失点を防げず
5.0 DF 坪井慶介 不利な状態でボールを持たされた。カバーも後手に回る
5.5 DF 田中マルクス闘莉王 追撃の1点は評価も、位置取りが変化し過ぎて混乱
5.0 DF 阿部勇樹 2失点目は深井に体を入れ替えられた。疲労は顕著だ
6.0 MF 平川忠亮 孤立無援の中、果敢に縦への突破を仕掛けていた
5.0 MF 鈴木啓太 運動量が希薄。しかし3失点目は彼の不在が響いた
5.5 MF 山田暢久 一人で中盤に君臨。バランス取りに苦慮していた
5.5 MF 相馬崇人 時折仕掛けるドリブルは脅威も、守備面では後手を踏む
5.0 MF ポンテ 明らかに動きが重い。ボールキープでもさえが見られず
6.0 FW エジミウソン 勝利していれば殊勲者。1得点1アシストで貢献した
5.0 FW 高原直泰 シュート1本では寂しいが、前半限りでの交代は厳しい
5.5 FW 永井雄一郎 後半開始時は2トップ。途中から右サイドで好機を生む
5.0 MF 梅崎司 役割が不明瞭なままピッチに立たされ、さまよっていた
− FW エスクデロ・セルヒオ 採点なし
4.5 監督 エンゲルス 失点で監督が最も焦り慌てた。交代でバランス崩す









