歴史を紐解いてみると科学や宗教など、自分の信念のために命をなげうった人が数多くいることがわかります。しかし、歴史に残る人々ばかりがいるわけではなく、多くの人にとっては重要ではなかったことに命を捧げた人々もいます。たとえば、ある者はエッフェル塔から飛び降り、ある者はフグの肝臓を食べ、ある者は高層ビルのガラスに体当たりし、またある者はハイスコアに挑戦し、さらにある者は水を大量に飲み、そしてある者は大自然で暮らしました。彼らは一体なぜそのようなことをしたのでしょうか?そう、彼らは自分の信念のためにそれを行ったのです。自分の信念のため、信じるもののために、あえて命を捧げたのです。

ここでは、そういった人々の中から特に大切な物事を実証した6名を紹介します。

6名の勇者達の記録は以下から。
6 People Who Died In Order To Prove A (Retarded) Point | Cracked.com

フランツ・ライヒェルト(Franz Reichelt)


洋服の小売りをしていたライヒェルトは、当時出てきたところだった航空機から落ちても安全に着地できるパラシュートのようなものを考え出しました。ライヒェルトが思いついたのは「コートパラシュート」で、使うのはトレンチコートなどですが機能としては現代のパラシュートと同じものでした。1912年、発明の最後のテストとして彼は実際にコートパラシュートを身につけてエッフェル塔から飛び降りました。しかし、残念ながらパラシュートは効果を発揮せず、彼は転落死を遂げました。

このエッフェル塔から飛び降りる様子は記録映画として残される予定だったようで、ライヒェルトが準備をして飛び降りるまでの一部始終が映像として残されています。

YouTube - Franz Reichelt - Eiffel Tower


8代目 坂東三津五郎

by Nemo's great uncle creative commons

重要無形文化財(人間国宝)にも指定された歌舞伎の名優、八代目坂東三津五郎。彼は1975年1月16日、友人らと京都の料理屋で「トラフグの肝臓」を4つ注文して食べ、7時間後に亡くなりました。トラフグの肝臓や卵巣にはテトロドトキシンという毒があることは有名で、なぜそんな品が提供されたのか、4皿も食べたのかはわかりませんが、元記事では三津五郎が毒に免疫のあるところを見せようとしたのではないか、あるいは友人と賭けをしたのではないかと推測しています。

Garry Hoy


トロントの弁護士だったGarry Hoyは、トロント・ドミニオン・センターの24階で「高層ビルのガラスは割れない」ということを証明するためにガラスに向かって体当たりしましたが、そのままガラスごと転落して死亡しました。Hoyは以前にも同じことをしましたが、そのときは無事だったそうです。また、彼が言っていた通り、たしかにガラスは突進には耐えて割れなかったそうですが、枠ごと外れてしまったとのこと。

Jeff Dailey、Peter Burkowski

by bradsearles creative commons

Jeff Daileyは19歳、Peter Burkowskiは18歳で、それぞれ熱心なゲーマーでした。当時ゲームセンターで、ステージ上にいるロボットをすべて破壊して次に進んでいく「Barzerk」というゲームが人気を集めていましたが、1981年にJeffはこのハイスコアに挑戦。1万6660というとてつもないスコアをたたき出しました。しかし、その後心臓発作で亡くなってしまいました。Peterは1年後「Berzerk」で2度ハイスコアを出し、同じように心臓発作で亡くなりました。なお、2005年にはStarcraftを50時間プレイし続けたLee Seung Seopという28歳の韓国人男性が死亡する事故も起きています。

ジェニファー・ストレンジ(Jennifer Strange)


ジェニファーさんはカリフォルニアに住む28歳女性で、3人の子どもがいました。あるとき、KDNDというラジオ局が「トイレを我慢しつつ水をどれだけ大量に飲めるか」というイベントを企画しました。このイベントの賞品が任天堂のWiiで、子どもにWiiをプレゼントしたかったジェニファーさんはもちろん参加しました。残念ながら優勝はできずジェニファーさんは帰宅しましたが、その後水中毒で死亡しました。

Wiiをかけた「水の大飲み大会」で参加者の女性が亡くなる - iNSIDE

クリストファー・マッカンドレス(Christopher McCandless)

by v i p e z creative commons

アメリカ文化の物質主義に絶望したクリストファーは、わずかな装備と食料だけを持ってアラスカの荒野へ旅立ちました。アラスカのパークレンジャー、ピーター・クリスチャン氏はこの行動を「(クリストファーは)大自然の中での暮らし方をわずかしか学んでおらず、大胆なのではなくただ愚か」を評し、「本質的には、彼は自殺したようなものだ」と語っています。クリストファーはアラスカへ旅立ってから4ヶ月後、生活していた廃バスの中で腐乱死体で発見されました。餓死したものと見られています。

2008年には彼の行動を描いたノンフィクション映画「イントゥ・ザ・ワイルド」が公開されています。

追記:元記事へのリンクを忘れていたので追加しました。

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