お笑いコンビ・品川庄司の品川祐が自身の11/5付ブログの中で、芸人人生初という寂しい体験をしたことを、複雑な心境を吐露しつつ報告している。

 舞台となったのは、11/4(火)に新宿・SPACE107で催された『土田晃之・品川祐トークライブ 〜ひな壇のふもとで〜』。チケットぴあ販売価格4500円(ブログには5000円とある)という高めのチケット価格設定だったにも関わらず、即完売という前評判の良さだった。
 ライブチケットでこれぐらいの高値の場合、テレビでちょっと興味を持ったのでヒヤカシで……という学生の客は来ず、社会人の客が中心になる。そのせいか当日のライブ自体も、ツボを心得たオトナの客層と出演者の“オトナ相乗効果”で、一体感を感じつつ盛り上がれたようだ。
 ブログ内で品川が「落ち着いてるっていうか浮わついてないっていうか」と客席を評した上で、「最高でした」と大いに感激していた。

 しかし反面、そんなオトナライブならではの経験もしたようだ。それは、テレビで売れる前からライブをやってきていて、初の「出待ちゼロ」。
 盛り上がった観客に御礼の気持ちをこめて、会場裏口ではなく表出口から外に出たら、その信じ難い光景に出くわしたという(ちなみに土田には1人出待ちがいたらしい)。
 なにしろ相手はオトナの観客である。平日夜のライブの場合、翌日の仕事に備えるため帰宅が早い。出待ちなどには付き合わないのであった。

 品川もテレビのくくりは「若手芸人」と言いつつ、実際は「中堅」の売れっ子である。
 ブログの文末を「即完売で出待ちゼロ そういう芸人に憧れていましたが 実際になってみると やっぱさみしいわっ。」という嘆きのホンネで締めくくっているが、当日会場に集まったファンたちからすれば、「そろそろそういうことで一喜一憂するのはやめて、次のステップに上がったら?」とオトナ視線で思っているに違いない。

<参考>
品川庄司 品川blog

(編集部:尾張家はじめ)
 
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