10月30日より、4日間に渡って行われた男子プロゴルフ「マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント」では、石川遼選手(17)がプロ転向後、念願のツアー初優勝を飾った。

3日更新された自身のブログ『石川遼オフィシャルブログ“イソガバ.マワルナ!”』では、「優勝はぼくにとって狙って獲れるほど軽い、近い存在ではないと思いました。みなさんの応援のおかげで「手に入れた」もの。(中略)これからも石川遼 努力します!」と綴り、ここ数日、石川と同じくメディアの注目を集めた柔道・石井慧の放言とは正反対に、その謙虚で誠実な人柄をよく現していた。

3日、福澤朗が司会を務めるTBSお昼の情報番組「ピンポン!」では、「石川遼選手のココがすごい」といったテーマで石川のすごさを解説。まずは「数字が示す石川遼のすごさ」と題し、現在13の企業から、総額25億5500万円(推定)のスポンサードを受けていながらも、石川の財布には「3000円も入っていれば多い方」という、石川のキャディーを務める加藤大幸氏による驚くべき談話を発表した。

その後も、「数字が示す石川遼の進化」と題し、石川が体脂肪を2桁から9%にまで落としながらも、体重を58キロから70キロまで増量。年間1日たりとも休まなかったという、石川のトレーニングの賜物、肉体改造の着実な成果を表した。

今大会では、優勝賞金3000万円を手にし、賞金ランク6位(7213万166円)にまでランクアップを果たした石川には、年内に残す5大会を経て、賞金総額1億円の最年少記録更新に加え、年間賞金王の期待も寄せられている。