レアル・マドリーのキャプテン、ラウルとセルヒオ・ラモスの間には冷たい空気が流れているようだ。26日に行われたアスレティック・ビルバオ戦でラウルがベンチに下がった際の映像がそれを物語っている。

 同試合の89分、ベンチに下がったラウルはスナイデル、ファン・デル・ファールト、ドレンテといった1列目に座っていたチームメイトとはガッチリ握手を交わしたものの、後部に座っていたセルヒオ・ラモスへは顔を見ることもなく、さっと手を合わせただけ。そっけない挨拶だった。セルヒオ・ラモスの隣に座ることなく、1席空けて座った様子が試合翌日、スペインのTV局“クアトロ”の番組内で流れた。

 セルヒオ・ラモスは“アス”紙のインタビューで「批判すべてが僕に向けられている」、「右サイドで孤立している」、「以前は右サイドでベッカムのサポートがあった」、「今はプレーを楽しんでいない」、「僕だけの問題ではないのに、(自分だけが批判されるのは)ちょっと不公平だ」などと現状への不満を口にしている。

 チーム批判ともとれるセルヒオ・ラモスの発言がキャプテンを怒らせてしまったのだろうと考えられる。“アス”は両者の関係に問題はないし、これまでのように良いとしているが、果たして…?

(スペイン通信)