マンチェスター・ユナイテッドのアレックス・ファーガソン監督は、自身の引退について言及。12月31で67歳の誕生日を迎える老将は、監督キャリアを60代で終えると宣言した。

 プレミアリーグの最年長監督であるファーガソンは、現在66歳。昨シーズンは国内リーグとチャンピオンズ・リーグの2冠を達成するなど、いまだ衰えは見られない老将だが、今夏には自身のキャリアについて「2010年以降は指揮を執らない」と明言していた。

 そしてファーガソンは、英国紙『メール・オン・サンデー』の取材に対し、2004年に71歳でニューカッスルの監督を解任されたボビー・ロブソンを引き合いに出し、自身の退き際について次のように語っている。

「私はボビー・ロブソンのように、70歳になっても監督を続けることはないよ。いつ辞めるべきかは、自分が一番よく分かっている。フットボールはドラッグのようで、簡単に辞められるものじゃない。しかも、今の私はこれまでにないほど意欲に溢れている。私は、マンチェスター・ユナイテッドの試合を見るのがとにかく好きなんだ」

 昨シーズンのリーグ優勝で、プレミアリーグのタイトルを10の大台に乗せたファーガソン。1998-99シーズンの“トレブル”を達成するなど、今シーズンで23年を迎えるマンUでの監督生活は、すでに伝説となっている。マンUにとっては、長くてもあと3年で現場を去るファーガソンの後任選びに頭を悩ませることになりそうだ。