羽を逆立て凄まじい抵抗を見せる美しい羽色の野鳥、決して逃がさないとクレーンのような長い手を絡める巨大蜘蛛、弱肉強食とはいうものの、クモにこのような力があったとは・・・。（クモの嫌いな方はこれ以上クリックされませんように・・・！）





この写真は、オーストラリア・ケアンズ西方のアサートンという所に暮らす人が、自宅の裏庭に飛んできた野鳥に対し、そこに巣を作っていたクモが飛び掛り、むさぼり食おうとしている恐ろしい様子を撮影したものである。

数日前に撮影されたこの写真がネットで世界中を飛び交った際、当初は合成写真ではないかという説も出たというが、野生動物の専門家により「ホンモノ」と判断され、メディアも次々紹介した次第である。

ニューサウスウェールズ・レプタイル・パーク（昆虫館）のクモ科の専門家、ジョエル・シェイクスピア氏はこのクモを「ゴールデン・オーブ・スパイダー」であるとし、大きい昆虫を食べることはあっても鳥を食べるというのは極めて珍しいと語った。



(下のメスは体長15cmとのこと）

またシェイクスピアさんはこのクモについて、人の手ほどの大きさの体を持つ同種を実際見たことはあるが、北方の熱帯地方では、もっと大きく育つと言われていることも添えた。

画像提供：　Cairns.com.au

（編集部　Joy横手）

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