バルサでのリーガ出場数はたったの6試合だが、MFセルジ・ブスケッツの株は上がっており、ヨーロッパの強豪クラブ、特にイングランドのクラブに狙われる選手となっている。22日に行われたチャンピオンズリーグ、バーゼル戦ではチャンピオンズリーグデビューを果たし、1ゴールをマークしたブスケッツ。“レキップ”紙によると、アーセナルとリバプールが今シーズン序盤における“意外な発見”である21歳の守備的MFに触手を伸ばしているとのことだが、ミランはすでにバルサがオファーした倍額の給料をブスケッツにオファーしている。

 ビッグクラブが注目するブスケッツは現在アマチュア契約で、その契約も2009年6月までとなっていることで争奪戦が起ころうとしているわけだが、もちろんバルサも大事な宝石が奪われるのを黙って見ているわけにはいかない。契約更改へと動き始め、ブスケッツの代理人とベギリスタインSDによる交渉をスタートさせている。しかし、最初の話し合いではバルサ側のオファーはブスケッツ側を納得させるものではなく、合意には至っていない。

 もし交渉がまとまらなければ、今シーズン終了後にタダでブスケッツをどこかのクラブへ渡すことになる。バルサとしては期待の若手の流出は何としてでも避けなければならない。ベギリスタインSDの責任も大きい。ただ、ブスケッツ本人の希望はもちろんバルサ残留であることから、今後の交渉でどのように歩み寄るかがポイントとなるだろう。

(スペイン通信)