「ACミランは、今まで歩んできた道を今後も突き進むつもりなのだろう。だからこそ通常とは逸脱した選択が出来る」。来年1月からイングランド代表MFデビッド・ベッカム(33)のレンタル移籍入団が明らかとなったACミランを、同じミラノに本拠地を置くインテルのマッシモ・モラッティ会長が痛烈に批判している。

ACミランのアドリアーノ・ガリアーニ副会長がベッカム獲得を明かした翌23日、多くの報道陣の前でモラッティ会長が持論を展開した。

「ACミランは独自の歴史を刻んでおり、今回も今まで同様に金銭目的としては正しい選択だったと言えるだろう。なんにせよ彼らの選んだ道は正しいということで、私が判断すべき問題ではない」とコメント。最後に「ACミランのこの(金銭目的の)哲学は相変わらずで、ビエリ(05−06季開幕前にインテルからACミランに移籍入団)の獲得から始まり、そしてロナウド、ロナウジーニョ、それから今回はベッカム…」と皮肉たっぷりに締めくくった。