今年の4月から一部の地域で放送されていた『純情ロマンチカ』の続編『純情ロマンチカ2(に)』が10月から一部地域で放送される事が決まった。BL(BoysLove)と聞くと一般受けはしないかもしれないが、このアニメの人気はどうやらマニアだけにはとどまらないらしい。その人気の秘密とは。

中村春菊原作の『純情ロマンチカ』がアニメ化されたのは今年の4月。その続編『純情ロマンチカ2(に)』が10月から放送される。

このアニメは男同士の恋愛が描かれておりいわゆるBLアニメである。BLと聞くと一部のマニア向けと思われる
かもしれないが、この『純情ロマンチカ』は現在単行本が10巻まで刊行されており、シリーズ累計300万部を超える人気で、BL作品としては異例と言える売り上げを見せている。

このアニメは「純情ロマンチカ」、「純情エゴイスト」、「純情テロリスト」と言う3つの物語から成り立っており、この3つが一部リンクしながらストーリーが進行していく。

「純情ロマンチカ」は大学生の高橋美咲と小説家兼BL作家の宇佐美秋彦が主役のストーリーである。美咲は大学受験のために高校3年の秋、兄孝浩から家庭教師として秋彦を紹介される。秋彦と孝浩は友人なのだが、実は秋彦は孝浩に思いを寄せていた。しかし、孝浩は秋彦の思いに気付かぬまま結婚してしまう。始めはBL小説なんて書いている秋彦に嫌悪感を抱いていた美咲だったが、孝浩の幸せを願って身を引いた秋彦を見ているうちに気持ちの変化が現れてくる。美咲は第一志望の大学に補欠入学するが、兄夫婦の転勤によって美咲を秋彦が預かる事になる。幼いころに両親をなくした美咲にとって兄の孝浩だけが肉親なのだ。秋彦は生粋のおぼっちゃま育ちのため、一般中流層家庭に憧れており、美咲にたこウインナーを作ってもらったり、普通の子供が当たり前にしてきたことを再現するために、寝室をおもちゃでうめ尽くしている。中でも大きなくまのぬいぐるみがお気に入りで「鈴木さん」と名前を付けて一緒に寝ている。秋彦と一緒に暮らしていくうちに自分の秋彦に対する恋心に気付いていく美咲。孝浩に失恋してから、美咲に愛情を抱いていく秋彦。二人は男同士という戸惑いはあるものの、次第に恋人同士になっていく。

「純情エゴイスト」は宇佐美秋彦の幼馴染みで、高橋美咲の大学の助教授でもある上条弘樹と、児童養護施設育ちで現在は大学の付属病院の研修医をしている草間野分が主役の話である。内容は「純情ロマンチカ」から遡る事6年前、幼馴染みの秋彦に片思いをしていた上条に一目惚れした野分。突然、家庭教師を頼み込んできた野分に猛アタックされ恋人同士となる。現在2LDKのマンションで同棲中である。

「純情テロリスト」は高橋美咲の大学の教授宮城庸と、宮城の元妻の弟高槻忍が主役の話である。宮城は学部長の娘である理沙子と結婚。しかし、理沙子の浮気が理由で、離婚する。離婚を機に理沙子の弟の忍が留学先のオーストラリアから帰国。忍は帰国後、宮城を呼び出しいきなり告白する。まるでテロリストのように強引に宮城に迫っていく。宮城は忍に告白されるも男同士でしかも元義弟という問題があったため全く相手にしていなかった。しかし純粋に宮城に想いをぶつける忍に次第に本気になっていく。

このように3部作構成だがいずれも「純情ロマンチカ」が軸になっているようだ。『純情ロマンチカ2』では、前回あまり触れられなかった宇佐美秋彦の家族についても触れられるようだ。秋彦の家族も登場。秋彦と美咲の恋愛を邪魔する人が現れるかも?『純情ロマンチカ2』の展開から目が離せない!?