<第7試合 女子140ポンド契約/3分3R>
ジナ・カラーノ(米国)
Def.3R終了/判定
ケリー・コボルト(米国)

最強の美女戦士カラーノと、ベティちゃんを思わせる剛腕コボルトの対戦。カラーノのグラウンドスキルが問われる試合になる。

試合開始早々、胴タックルからテイクダウンを狙うコボルト。カラーノはヒザ蹴りを返し、簡単にテイクダウンは許さない。両差しの状態から、なかなかテイクダウンを奪えないコボルトは片足タックルに切り替えるが、ここで場内からはブーイングが起こった。

距離を取ったカラーノ、大ぶりのフックを放つコボルトに伸びのあるストレートを放つと、首相撲からヒザ蹴りを見舞う。ここで再び組みついたコボルトは、ケージにカラーノを追い込むが、ここでもテイクダウンを奪えないまま、打撃戦へ。両者の拳が交錯するなか、あっという間に3分間が過ぎ去った。

2R、開始早々、カラーノのパンチの連打、ヒザ蹴りがコボルトを襲う。必至の形相で胴タックル、両差しになったコボルトが距離をとって、パンチを放っていく。距離を取ったカラーノは、左ミドル、左ジャブから右ストレート、さらに前蹴りを放つが、クリーンヒットはない。

飛び込んでパンチからクリンチを狙うコボルトに、カラーノはヒザを突き上げるが、これは空振り。再び飛び込んだコボルトは、ここでテイクダウンに成功する。声を出しながら、パウンドを落としたコボルト。常識的に考えれば、この2Rはコボルトのラウンドだ。

右目の内側をカットしたコボルト、最終ラウンドも試合開始のゴングとともに飛び込んでテイクダウンを狙う。ジナ・コールに後押しされたカラーノは、ここでもテイクダウンを許さない。場内のブーイングにレフェリーがブレイク。コボルトはフックを振るいながら、前進。ニーを受けても、構わず組みついてテイクダウンを狙っていく。

ケージを背にしたカラーノはここでスタンドのチョークへ。もつれてグラウンドへいくと、首が抜け、残り試合タイムはわずか20秒に。前蹴り、左ハイ、前蹴り、ミドルを連打で試合終了を迎えたカラーノ。しっかりとカメラ目線で舌を出して笑顔を浮かべる。

打撃の攻防で上回り、コボルトのテイクダウン・アテンプトをほぼ防いだカラーノが29−28、30−27、30−27という裁定で判定勝ちを収めた。

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