女性
急にかつらが必要になったら?【独女通信】
2008年10月13日14時00分 / 提供:独女通信
これがかつら!? 見た目ほとんど違和感がない 写真一覧(2件)
ミユキさんが初めて脱毛症になったのは20代半ば。ちいさな円形脱毛症だと思っていたのが、みるみるうちに殆ど抜け落ちてしまったそうだ。それから何度か生えたり、抜けたりを繰り返した。先月までパーマで抜け毛部分をごまかしていたが、とうとうまた「抜け落ちた」状態になり隠しきれなくて、最近かつらを着用したのだという。
「かつらは慣れてるんですよ。もう何度目かだし。普通なら元の髪型と似たかつらを選ぶんでしょうけど、せっかくだから“やってみたかった”髪型にしようかと思って」
かつらの技術は大変な進化を遂げているらしく、まったく違和感がない。頭髪に支障がなくても、ちょっと欲しくなるアイテムだ。失礼を承知で、かつらの値段を聞いてみた。
「これは25万くらい。安いのもあるけど、すぐボサボサになっちゃうの」
25万は、なかなかすっと出せる金額ではない。しかし、切実に悩んでいるなら女性なら、手が届かない値段ではないだろう。ところで、かつらって、どこで手に入るの?
「美容室に行けば、たいてい相談に乗ってくれますよ。でも、私は知り合いに紹介してもらったサロンで買いました。結構同じ悩みを持っている人って多いから」
ミユキさんの言うとおり、抜け毛、薄毛で悩む女性は多い。10代のハルナさんもそのひとり。今年の4月頃から自分で髪を抜く癖がついてしまい、8月になると頭皮が弱ってきたせいか、みるみる抜けはじめ、今は頭の半分の地肌が透けて見える状態になってしまった。帽子で隠すのも限界だと悩んでいたので、筆者も一緒に「かつら」を作れるサロンを探してみることした。しかし、普通の美容室に行くのは抵抗がある言う。素敵なヘアスタイルを整えている女性たちの中で、自分の頭髪を露出するのは、やはり辛いのだ。そこで「かつらメーカー」の契約サロンを予約してみた。個室に通してくれるという。
予約した時間に訪ねると、ドアの前でスタッフの方が待っていてくれて、店に入らず別の個室に案内してくれた。誰にもジロジロ見られなかったので、ハルナさんも安心した様子だ。用意しておいてもらったのはメディカルクイックと呼ばれる、主に抗がん剤治療を行なっている人のための医療用のかつら。「オーダーのかつらも良いのですが、やはり作るのに1ヶ月以上かかります。お急ぎの方には、こちらのウイッグをお勧めしてるんですよ」と、担当美容師さんは言う。ハルナさんは部分かつらを望んでいたのだが「脱毛症の方は、この先脱毛部分が変化していく可能性があるので、全部を覆うかつらを選ばれたほうが良いですよ」とのこと。ロングヘアのかつらをかぶされて、最初は憂鬱な表情をしていたハルナさん。美容師さんが残ったこめかみや襟足の髪と一緒に、丁寧にカットを施してゆくと、まったく違和感がなくなった。頭頂に分け目をつくっても、生え際が良くできていて、かつらだとは気づかない。カットが終わると、ハルナさんはすっかり笑顔になっていた。費用は13万8千円。オーダーでもないのにこの値段は、やはり安くない。
「うちで扱うかつらはフルオーダーで17万円くらい。メディカルクイックでも14万円弱。決して安い買い物じゃありませんから、相談だけで帰られる方も、何度も相談に来られる方もいます。私も何度もお越しくださいと言っているんですよ」と美容師さんは話してくれた。
それにしても、よくできたウイッグだった。そこでその「メディカルクイック」のメーカーであるナチュラル株式会社のスタッフに、話を聞いてみた。
| 1 | 2 |









