アニメマスコミを泣かせる"サンライズ様"の銭ゲバ体質
2008年10月03日11時00分 / 提供:日刊サイゾー
スタジオジブリの『崖の上のポニョ』が興行収入が公開31日目で100億円を突破──こんなニュースを耳にすると、アニメ業界全体の景気が好調かのように思えるかもしれないが、実際はその逆。DVD販売の伸び悩みや劇場版アニメの不発などにより、多くのアニメ制作スタジオが不況にあえいでいるのが現状だ。そんな中で、利益率が高いとされる版権ビジネスに頼るアニメ制作スタジオもある。
「いまだ、昔ながらの現場気質の強いアニメ業界ですが、『ルパン三世』で有名なトムス・エンタテインメントや藤子作品を多く手がけるシンエイ動画、東映アニメーション、虫プロダクション、タツノコプロ......など、過去作や昔からの人気作を使った版権ビジネスで食いつないでいるスタジオも少なくありません」(元アニメーター)
そんな状況下で、『機動戦士ガンダム』に代表されるキラーコンテンツを持ち、版権ビジネスで最も成功しているのが、1976年創業の大手アニメ制作スタジオ「サンライズ」だ。近年のサンライズは、ほかにも『コードギアス反逆のルルーシュ』『ケロロ軍曹』『銀魂』など、"キャラクター押し"のヒット作品を多数生み出し、フィギュアやゲーム、コミックなどメディアミックスを強力に展開。「月刊ニュータイプ」(角川書店)、「月刊アニメージュ」(徳間書店)、「月刊アニメディア」(学研)の"三大アニメ誌"に至っては、表紙や巻頭特集にサンライズ作品を見かけない号はないほどだ。まさにサンライズの姿は、生き残りを模索するアニメ業界にあって、理想的なビジネスモデルといえよう。だがその一方で、そうした人気をかさに着た"殿様商売ぶり"に対して、不満の声もある。
●"サンライズ様"の仕打ちに耐えるアニメマスコミ
あるアニメライターはこう嘆く。
「三大アニメ誌のようなメジャー誌は別として、まだ歴史が浅く、予算のない媒体ではサンライズ作品の特集は組みづらい。というのも、通常は放送中の作品やDVD発売を控える作品に関しては、宣伝扱いと見なして"場面写真"の使用料は発生しないものなのですが、サンライズの場合は1点5000円以上の料金が発生します。以前、サンライズ側から『特集を組んでくれないか』と依頼された案件の記事を書いたことがあるのですが、後になって場面写真の版権使用料と、取材協力スタッフへのギャラを請求され、驚愕しました。今まで多くのスタジオと仕事をしてきましたが、サンライズほど金にガメツくて、態度が傲慢なところはありません。"気に入らない"という理由で、出入り禁止にされたアニメライターも知っています」
さらに、こんな悲痛な声も。
「サンライズで、版権と取材依頼の管理を行っているのは、『ライツ業務部』という部署です。ガンダムシリーズ(ガンダム事業部)とそのほかの作品(キャラクターワークス事業部)とでチームが分かれており、特に収益の大きいガンダム関連の版権は、かなり厳重に管理されているようです。以前、『機動戦士ガンダム00』に出演中の声優に取材を申し込んだら、マネージャーに『まずサンライズに問い合わせてくれ』と言われたんですよ。声優個人のスケジュールをなぜ制作会社が管理しているのか疑問だったのですが、サンライズに連絡すると、『ガンダムの放送期間中は声優もコンテンツの一部と見なすので、(サンライズに)1時間3万円支払ってほしい』と言うんです。通常、放送期間中の取材は宣伝扱いとしてギャラは発生しないものなので、これには驚きましたね。結局、予算もないので泣く泣くあきらめました」(アニメ誌編集者)
しかも、こうしたガンダム版権の徹底管理ぶりは、原作監督の富野由悠季御大にまで及んでいるという。
「以前、富野監督に取材を依頼した際、ご本人は出たいと言ってくださったんですが、結局は実現しませんでした。そのとき監督ご本人に伺ったんですが、なんでも"許可した媒体にしか露出しない"というような契約をサンライズと結ばされているそうです。本来はもっと奔放な方のはずなのに、サンライズに活動を制限されてしまって、今の監督はまるで『Zガンダム』でティターンズに軟禁されているアムロのようなものですよ(苦笑)」(アニメマスコミ関係者)
●バンダイ傘下になって版権ビジネスが強化
しかし、サンライズが昔からこうだったかというと、そうではない。
「もともとサンライズは、アニメ誌の創刊ラッシュだった第二次アニメブーム時(80年代)に急激に成長した会社で、実はアニメ誌をはじめとするメディアに育てられた感が強いんです」(前出・アニメマスコミ関係者)
当時のアニメ誌では、集英社の『北斗の拳』や『聖闘士星矢』など、大手出版社の人気原作アニメは版権管理が厳しく、カラー2ページ以上の特集を組めなかったという。
「そんな中で、サンライズは自社のアニメをほぼ無料で自由にガンガン特集させて、それで人気を得たという側面がある。しかし、その頃からアニメ誌とは持ちつ持たれつな関係を築いてきたにもかかわらず、いつの間にか『うちの版権物で商品(ページ)を作らせてあげているんだから、その権利料をよこせ』『メディアは忠誠を尽くして、提灯記事を書けばいい』みたいな態度になっていった。それは、94年、版権ビジネスに積極的なバンダイナムコグループの傘下なって以降、より顕著になったように思いますね」(同前)
そしてもうひとつに、やはり『ガンダム』ビジネスの大成功がある。
「98年、『ガンダム・ビッグバンプロジェクト』という20周年キャンペーンが実施されたのですが、この頃を境に、明らかに大人向けのガンダム商品が多く出回るようになりました。中でも『マスターグレード』という1体4000円くらいもする高価なガンプラシリーズが、団塊ジュニア世代を中心に大ヒット。それで、ガンダム産業が一気に膨れ上がったんですね。さらに02年に『機動戦士ガンダムSEED』が放送開始され、若年層のファンを取り込むことにも成功しました。この2つの登場によって幅広い層を獲得し、『ガンダム』が無敵のコンテンツとなったことで、サンライズは版権ビジネスを大々的に大展開できるようになったといっても過言ではありません」(同前)
つまり、これほど強力なコンテンツだからこそ、サンライズもその扱いには強気な態度が取れるというわけだ。しかも、来年は『ガンダム』30周年イヤーとあって、その天下はしばらく安泰といっていいだろう。
そうして、いまや人気作品を多数抱えるサンライズ(作品)批判は、当然、アニメ雑誌ではご法度となっている。
「サンライズ作品を取り上げられるか否かは、雑誌の売り上げ部数にもかかわってきます。他社でも、版権ビジネスを大々的に展開できそうなキャラ押しの作品を作ろうと懸命なところはありますが、なかなかうまくいかない状況。よくアニメマスコミは"御用マスコミ"と揶揄され、提灯記事ばかり書いていると言われますが、実際、サンライズの批判記事なんて書けませんよ」(前出・アニメ誌編集者)
底が見えない不況の中、今後、アニメ業界では版権ビジネスが拡大していくのは必至。アニメマスコミの苦悩は、まだまだ続きそうだ。
(文=大松百春/「サイゾー」10月号より)
【関連記事】 ジューシーポーリーイェイ♪ エロカワ声優チアキんぐ登場!
【関連記事】 伝説の性教育OVA『ないつぼ』の気になる中身
【関連記事】 "自殺未遂騒動"の柳楽優弥はアニメ声優として復帰へ
【関連記事】 森本晃司がついに完成させた 世界を変えるための『次元爆弾』
【関連記事】 「極めて大きな損害」任天堂がDS用"マジコン"業者を提訴!
【関連記事】 パチンコ解禁で信頼も文化も失ったテレビCMの未来
【関連記事】 報道は捏造まみれ......その実態を共同通信OBが暴露!
【関連記事】 媚中報道の元凶!? プレスパス欲するマスコミの談合&自主規制
【関連記事】 大手マスコミが「記者クラブ」で"報道の自由"を蹂躙!
Ads by Google
このサイトへ広告を掲載
コメントするにはログインが必要です
関連ニュース:ガンダム
- ガンダム00のDVDライナーに羽海野チカ&戸田泰成
コミックナタリー 06日20時16分 - 浜田省吾×田島照久、ビジュアルイベント<浜田島>開催
BARKS 06日18時02分 - 噂の深層 落合監督が企む巨大ガンダムマル秘見学作戦
内外タイムス 06日18時00分(2) - アメリカ独立記念日の花火あすなろBLOG 06日17時10分
- 中野腐女子シスターズも応援に駆け付けた! 新作ゲーム「デモンブライド」完成披露会
webザテレビジョン 06日17時07分
- << 北米マーケットプレイスに…
- エンタメ一覧
- オマケを超えた 激ヤバ“… >>
|
3,570円
イトーヨーカドーネット通販
|
4,980円
ディノス
|
4,250円
ディノス
|
4,680円
ディノス
|
エンタメアクセスランキング
- 噂の深層 早くもハゲた化けの皮!小室夫妻が六本木で豪遊大ハシャギ
内外タイムス 06日18時00分(34) - ガッキーに同棲中の噂 ネットでは大騒動J-CASTニュース 06日19時19分(6)
- 女子アナ失言、アヤパン「ほら、すっぽんぽん!」Entame Watch 06日12時00分(6)
- 人気を二分する若手女優の明暗ゲンダイネット 06日10時00分(18)
- 噂の深層 ゆうこりんVS安めぐみの足臭フェチ女王対決の行方
内外タイムス 06日18時00分(3) - イモトアヤコ 24時間テレビマラソン走る
デイリースポーツ 06日09時15分(24) - 木村拓哉が唐沢寿明にラブコール!「ぜひ南アフリカでドラマを」サイゾーウーマン 06日08時00分(4)
- 雑誌、テレビに出まくっている松嶋菜々子の誤算ゲンダイネット 06日10時00分(2)
- 「夫婦愛ドラマ」で良かったのか 松本サリン事件と「メディアのミス」J-CASTテレビウォッチ 06日17時10分(5)
- 任天堂が初心者向けにゲームの難しい部分をスキップできる機能を搭載へGIGAZINE 06日12時18分(13)
注目の情報
英語で話せました!石川遼17歳『スピードラーニング』を移動中に聞いてます。英語を聞いてすぐ日本
語が分かるのがいいですね。海外の試合で外国人選手とコミュニケーシ
ョンをとれるようになったのが一番嬉しいです!
遼くんが今も学んでいる英語とは






行きの電車、帰りの電車で