「相撲界をきれいに」元・若ノ鵬の八百長告発会見全文掲載

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 大麻所持の容疑で逮捕され、日本相撲協会を解雇された元関取・若ノ鵬のガグロエフ・ソスラン(20)が、29日都内のホテルで記者会見し、相撲界の「八百長」および「大麻汚染」の実態を裁判所で証言することを明らかにした。

 会見は、現在、日本相撲協会と"八百長報道"問題で係争中の「週刊現代」(講談社)が主導し、元・若ノ鵬がロシア語のコメントを読み上げる形で行われた。元・若ノ鵬は同裁判で、講談社側の証人として法廷に立つことになるという。

 日本相撲協会は、07年2月、八百長疑惑を報じた「週刊現代」に「名誉を傷つけられた」として、発行元の講談社と発行人、編集人、執筆したフリーライターを相手取り、計約4億8000万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求める訴訟を起こしている。

●以下、若ノ鵬のコメントと質疑応答の全文

(日本語で)よろしくお願いします。みなさんこんにちは。

(以下、ロシア語で)本日はお集まりいただきまして、どうもありがとうございます。そして、私がご迷惑をおかけしたことを、ここで改めて、お詫び申し上げます。

 私は相撲が大好きで、もう一度相撲界に戻れることを信じています。しかし、現在の相撲協会は汚いです。たとえ私が戻れたとしても、今のままではがまんできません。何をされるか分からないからです。

 私は16歳で日本に来ました。それから相撲の世界に入りました。強くなりたい、大関、横綱になりたいと思い、がんばってきました。しかし、やっと幕内に上がれたと思ったら、無理やりに、アンフェアな取り組みを強いられ、お金を渡されました。

 また、それを断ったりすると、「かわいがり」をするぞ、と言われました。このことは親方たちも知っていたにも関わらず、相手に注意すらしてくれませんでした。

 なぜなら、親方たちも、現役時代にアンフェアな取り組みをしてきたからです。以上の詳細については、現在訴訟中の「週刊現代」側の証人として、法廷で話します。

 また、今回の大麻一連の問題において、私と同じロシア出身ということで露鵬・白露山には大変迷惑をかけてしまいました。協会は北の湖親方を理事長から下ろしました。また、大麻など吸っていないと言っている露鵬・白露山を、解雇という、大変重い処分を下しました。

 それにも関わらず、本当に大麻を吸っている力士や親方には何の処分もしないのは、どういうことなのか、と思います。このことも、今後、私の知っている限りのことを話したいと思います。

 また、今後、そのほかの、相撲協会の中で行われている悪事の真実についても話したいと思います。

 以上の決意に至ったのは、大好きな相撲をきれいな世界に戻したい、その中でもう一度、私の夢をかなえたい、という思いと、外国人力士の名誉回復のためです。

 どうぞ、みなさん、ご理解のほど、お願い申し上げます。

──アンフェアな取り組みという話がありましたが、八百長というような言い方もされますけれど、最初にそういったアンフェアな取り組みを頼まれた相手の力士は誰だったのですか? それはいつごろでしたか? また、見返りに、お金はいくらくらいもらったんでしょうか?

(日本語で)そのことは裁判で、はっきり言う。今、ちょっと、言わないですけど、裁判の中で言う。

──アンフェアな取り組みは何番くらいあったんですか?

(日本語で)その詳しい話を裁判でする。今日は、これより、詳しく話さない。裁判で話します。週刊現代のために。

──9月11日に相撲協会を解雇になってから、今日、現代側の証人としてこの会見をするまでに、どういう形で話が成立して、いちばん現代側の証人になろうと思った理由は何ですか?