■フェザー級/5分3R
デビッド・ダグラス(米国)
Def.3R2分51秒/TKO
マライペット(タイ)

ムエタイからMMAへ転向したマライペットが、ライト級からフェザー級に転向し、半年ぶりの試合に挑む一戦。上背で大きく上回るダグラスは、試合開始早々テイクダウンを奪っていく。一度は態勢をかえ、立ち上がったマライペットだが、低い姿勢で放たれた片足タックルで再びキャンバスへ。

ハーフガードからスイープを狙ったマライペットに、強烈なパウンドを放っていくダグラスが、ここでマウントを奪い、さらにパウンドを連続するも、マライペットがトップを奪い返す。三角絞めを仕掛けたダグラスに、マライペットはサイドへ回りボディにヒザを落としていく。

首を引き抜いて、スタンドへ戻ったマライペットだが、スタンドでアッパーを浴び、ピンチは続く。荒いパンチを打ち続けるダグラスに、右フックをヒットさせたマライペット。この一発のダメージか、スタミナ切れか、ダグラスの動きが一気に止まってしまう。

ローキックでダウンを奪ったマライペット、立ち上がったダグラスに、左のタテヒジまで見せた。マライペットはその後、再びテイクダウンを奪われたが、寝技での対処が格段に進歩、レフェリーのブレイクを待った。試合が再びスタンドになると、アッパーを受けつつもマライペットが強烈なローキックを叩きこんだところで、1Rが終了した。

2R、プレッシャーを与えるマライペットはタックルを切って、左フック。飛びヒザをボディにいれて、さらに右ロー、右ストレートからローキックの連打。そして、強烈な右ヒザを叩き込むと、ダグラスはタックルでごまかしながらダウン。ガードを取ったダグラスに、ローを連打するマライペット。レフェリーがブレイクし、試合はスタンドへ。ダグラスはテイクダウンを奪うが、そこから動けない。

またもブレイクがかかるが、ダグラスは直後にタックルへ。今度はトップをキープしたダグラス、こまかいパンチをボディに落とし、パスガードに成功。マウントを奪ったダグラスは、鉄槌をマライペットの顔面に落としていく。

細かいパウンドを落とすダグラスだが、マライペットはパウンドに対し驚異的な耐久力を持っており、全く心が折れないマライペットは、ラウンド終了まで耐え抜いた。

3R、マライペットの飛びヒザをキャッチしたダグラスがテイクダウンに成功する。パスガードからパウンドを落とすダグラスが、マウントを奪取。手首を掴んでパウンドを耐えようとするとマライペットだが、左目じりから激しく流血。鉄槌をよけるマライペットだが、ダグラスのパウンドの回転数が上がってくる。と、ここでついにレフェリーが試合をストップ。再三の腕十字のチャンスもあったが、パウンドにこだわり続けたダグラスがTKO勝ちを収めた。

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