ACミランのイタリア代表MFジェンナーロ・ガットゥーゾ(30)が、ジェノバから今夏の移籍市場でACミランへ復帰したFWマルコ・ボリエッロ(26)と、フィオレンティーナへ移籍したFWアルベルト・ジラルディーノ(26)について語っている。

「ボリエッロの方がジラルディーノよりも熱いモノを感じる。ボリエッロは、胸の内に非常に熱い闘志をみなぎらせており、また彼の肉体は獣のように研ぎ澄まされている。ジラルディーノに関しては…ACミランのユニフォームは他のチームよりも重い。少なくともフィオレンティーナ以上であることは間違いないだろう。このユニフォームを着る者には強いパーソナリティが要求される」とガットゥーゾ。

一方、中盤の要MFピルロの離脱については「俺が中盤をコントロールするように努めている。しかし、これまで通りボールを奪う役目の方が多く、俺が起点となることは少ないだろう。その仕事はセードフルに任せている。以前より負担が少ない現在のポジションを気に入っている」とコメント。

また、昨季終盤に流れたACミラン退団説については「今俺がこうしてここにいるのは、ガリアーニ(ACミラン副会長)の説得があったからだ。彼は俺に『君がACミランの象徴だ。どこにも行くな!』と説得してくれた。またACミラン退団には家族も反対だった。しかし、当時の俺はチームの中での存在価値に疑問を抱いていた。俺の存在が重要であると感じることができなくなっていた…。問題はチーム内にあったわけではない。俺の心の中にあった問題だ。しかし、疑問は払拭された。今の俺はやる気に満ち溢れている」と説明した。