福岡市天神で、上映される映画の横で、生声で吹き替えを行う「ボイスオーバー上映」が試みられた。
2008/09/22の「西日本新聞」によると、「アジアフォーカス・福岡国際映画祭2008」が開催されており、今回で18回目となる。
最終日21日に、イラン映画「友だちのうちはどこ?」(アッバス・キアロスタミ監督)の上映で「ボイスオーバー」が行われて約300人の親子が楽しんだ。


ハリウッド映画などは字幕と吹き替えの2本だてで行われる事が当然となってきたが、興行的に見合わない映画ではようやく、字幕がつけられるというのが現状である。
だが、アジア映画など、派手さはない分、純粋に心を打つ秀作は少なくないのだ。
そうした映画を子ども達が楽しめるようにと今回の映画祭では「ボイスオーバー上映」がはじめて企画された。
九州大谷短大(筑後市)表現学科の学生と卒業生らが映画の横で生声で「声優」を務めた。今、「声優」に憧れる若者も多い、学生らもきっと「声優」に成り切って演じたのではないだろうか。

実はボイスオーバーは、いわゆる吹き替えに比べて技術的に難しい。役者の言葉を会話冒頭あたりまで聞かせてから、訳をさりげなくかぶせていく。そして会話の終わりにしたがって、訳も早めに引いていき、会話は役者のセリフのみで終わる流れを組み立てるのが基本なのだ。

今回映画祭で、初の試みであったように、日本でもほとんど使われない方法なのだが、あのハリウッド大作「ラストサムライ」ではDVD版の日本語吹き替えでボイスオーバーが使われている。
これはかなり例外で、トムクルーズと渡辺謙が日本語と英語を入り混ぜて使うために必要だったようだ。
Wikipediaより)

映画「ウォンテッド」での”DAIGOによる吹き替え”が今、話題になっているように。最近、日本語吹き替えに有名なタレントを起用して、映画の売りにしている場合も多い。
ボイスオーバーを取り入れていけば、原語にも触れる事ができるし、吹き替え者のテクニックも味わえるというものだ。
映画の新しい可能性が見えてくるかもしれない。

(編集部 TAKESHI)

-ITからセレブ、オタク、事件・事故まで。スルーできないニュース満載-
TechinsightJapan(テックインサイトジャパン)はコチラから!