今月10日から乙女ゲーム好き女子をターゲットにスタートした、女性向け2次元恋愛シミュレーションSNSサイト『ウェブカレ』。スタートから5日で会員数一万人を突破し、PV数3,500,000、書込数40,000超〜とはやくも多くの腐女子の心を捉え人気を博している。皆さんはすでに体験しただろうか?記者もさっそく登録、さらに「ウェブカレ」プロデューサーHamachiya2 氏への直撃独占取材を行った。
01.jpg
(C)2008 LINKTHINK INC.

株式会社リンクシンクが女性の癒しをテーマとして提供しているこのSNSサイトは、年代別の構成比で20代が52%、30代が18%、10代が15%と、20代に絶大な人気を誇っている。
筆者も、SNS公開の記事を目にしてすぐその日の午後に登録を試みたのだが、既にサイトには多くのアクセスが集中していたようでなかなか画面が表示されなかったり切り替わらなかったりと、登録前からその注目度の高さを実感することができた。実際にSNSを堪能しようとログインしてまず感じたのが「自分が知っているSNSと比較すると、遊びの要素が強いな」というところだ。筆者自身、複数のSNSに登録しているが、どれも、ブログや自分の趣味・嗜好をアピールするギャラリーやライブラリといった内容がメインのものばかりだ。しかし、このSNSは登録者が選択した「カレ」を中心として登録者本人とコミュニケートを計ったり、他の登録者の「カレ」と関わらせることでコミュニケーションの輪を広げていく。確かに、ミニログ(短い日記のようなものを書けるのだが、カレの学習機能にもなっているようだ)やおえかき(いわゆる、絵板というやつで、フリーハンドで絵を描くこともできれば、出来上がったものをアップすることもできる)といった物も用意されているが、やはりメインというイメージはない。

しかし、何故女性向け2次元恋愛シミュレーションだったのだろう。リンクシンクウェブカレ運営チームのプロデューサーHamachiya2 氏に話を伺った。

編集部:「何故、彼氏をSNSで育成しちゃおう、ということになったのでしょう?」

Hamachiya2 氏:「ニコニコ動画や、mixi、2chなどをみるたびに、統計データ的な数字ではなく、実感として「女性のネットユーザーが増えているな」というのを感じていました。本屋さんの店舗などでもそうです。マンガや小説、そしてアニメ・ゲームや声優の雑誌など、いわゆるオタク傾向の女性向きのコーナーがどんどん増えてきているのを感じていました。需要を肌で感じているのに、ネット上にはいまだにそういった方々に対する供給が少ないなって思いました。いわゆる「xxxは俺の嫁」的な発言が、男性向きではネット上でたくさん見かけるのに…、と。そこで、いま弊社にあるリソースでなにかできないかと考えたところ、「BlogPetを腐女子向き(※)にすればいいんじゃね?」という考えにいきついたのが、はじまりです。」
※最終的には「乙女向き」ということに落ち着きましたが、その頃は、恥ずかしながら、腐女子=オタク趣味の女性という大雑把な認識でしかいませんでした

編集部:「公開前のテスト等での評価や感触はいかがでしたか?」

Hamachiya2 氏:「実際の開発に着手してからは、リリース日を決定し、そこへ向けてリリース優先で大急ぎで作り上げたのでテスト期間をあまり取ることができませんでした。ですので公開直後は、不具合も多く、期待してアクセスしてくださったユーザー様にご迷惑をおかけしていましたが、現在では、徐々に改修しつつあり、不具合報告などのお問い合わせも減ってきている状態です。キャラの性格や一人称などの細かい設定は、キャラデザインのウラヂカさんや、ウラヂカさんの知人の方々にも協力いただきながら詰めていきましたが、私が「生徒会長の一人称は『私』じゃないの!」と言って、協力していただいている女性達から一斉に「わかってない!『俺』でしょ!」なんて言われて、なんども衝突しました。」

最終的に「乙女ゲーム好き女子」あるいは、その予備軍をターゲットにするということで落ち着いたそうだが、厳密なリサーチを行ったわけではなくプロデューサーの勘によるところが大きかったという。そんなこんなで一気に火がついた感のある『ウェブカレ』だが、幾つか気になった点を質問してみた。
03.jpg
(C)2008 LINKTHINK INC.

まずは、ゲーム内でのVOICE。自分もしくは他の人の「彼」とコミュニケーションをとるとき、声が出るセリフと出ないセリフがある。てっきり、サーバーが混んでいて処理が追いつかないか、筆者のPCのスペックのせいかと思ったが、イベント・フキダシのセリフともに、音声のでるものと、でないものがあるのだそうだ。音声付きのセリフやイベントは、今後のバージョンアップでどんどん増えていく予定だといい、現在『ウェブカレ』では”カレにこんなセリフを喋ってほしい…! セリフ大募集!”もしているので、こんなセリフ
で萌えたい、というアナタはどんどん応募して欲しい。また、セリフは愛情度や、時刻(リアルタイムと連動している)などの条件によって変化し、愛情度をMAX近くまでもっていけば、すごいラブな感じのセリフを喋ったりするそうだ。すごいラブな感じとは果たしていかがなものなのか・・・非常に興味深い。その愛情度については、自分がカレをクリックする、他の人が自分のカレをクリックする、あるいはイベント内の選択肢(選択肢のあるイベントがでることもあります)などの条件によって変化していくというが、詳細は聞き出せなかった。

『ウェブカレ』は、すてきな声優さんたちの音声付きということでも話題になったが、そもそも作り始めた当初、声優さんのキャスティングはスタッフ達の間での「あ〜この先生キャラが、小野大輔さんの声で喋ったらなぁ…」という妄想レベルだったという。それが、色々な経緯を経て、小野大輔 氏所属のマウスプロモーションとの協力を得、4人のキャラ 全員にイメージとぴったりあった声優を起用することが出来たのだとか。筆者は、生徒会長 草間 薫クンを「カレ」にしているのだが、耳に心地いい、それでいてあっさり
とした声に少々メロメロ気味である。
02.jpg
(C)2008 LINKTHINK INC.


『ウェブカレ』は2次元恋愛シミュレーションというコンセプトの通り、「カレ」を攻略しなければよりハッピーな気分を味わうことが出来ない。しかし、現時点では手探りで攻略するしかなく、ミニログでは「どうしたらいいかわかんないー」というコメントを良く見かける。最近では、おえかきに「情報交換、攻略トピ」まで出来ているほどだ。そこで、今後、攻略やヒントをSNS内に公開する予定があるのか伺ったところ、早い時期に詳細なガイドを用意する予定があるということなので、今しばらくはミニログやおえかきのトピを利用してユーザー同士の情報交換を密にしたほうがよさそうだ。

会員1万人突破を記念に、近日、期間限定で特別プレゼントを企画するそうだが、今後は新規イベントや、ユーザーからの意見や要望を随時サービスに反映しコンテンツの拡大を図っていく予定というので、ますます萌え度が上昇するのは間違いないだろう。まずは、「カレ」の状態が”お風呂に入っています”のときに思わずよからぬシーンを想像し、深く激しく反省をした筆者の為に、ガラス越しでもそういうシーンを実装してくれると嬉しいんですが、いかがでしょうね?

・ウェブカレ(http://web-kare.jp/)
カレにこんなセリフを喋ってほしい…! セリフ大募集!

【関連記事】
わずか5日間で1万人。ウェブ上彼氏『ウェブカレ』。

-ITからセレブ、オタク、事件・事故まで。スルーできないニュース満載-
TechinsightJapan(テックインサイトジャパン)はコチラから!