年賀状作りといえば、パソコンとプリンタを購入するに当たっての大きなインセンティブになっている。
しかしながら、現在の20代を中心にパソコンではなくケータイが中心の生活がデフォルトになるに従って、ケータイで年賀状を印刷したいという需要も高まっている。
さらに、料理のレシピやプロマイドなど、ケータイから印刷したいコンテンツは多い。

これについては、昨年からauが印刷サービス「モバプリ」として提供してきたが、今般、docomo SoftBankを加えて三大キャリアに対応することとなった。

(株)サミーネットワークスは、セイコーエプソン(株)、エプソン販売(株)とともに、印刷コンテンツの新サービス「モバプリパ」のサービスを2008年内に開始する。

印刷コンテンツは、キャラクター、ブロマイド、写真、楽譜、レシピ、学び、ペットなど20以上のカテゴリーを用意しており、ユーザーはこれら様々な高画質な印刷コンテンツを家庭用プリンタから、1枚単位での購入が可能となる。
 また、「モバプリパ」ではコンテンツ販売システムを印刷物の販売を望むライツホルダーに開放することで、参画企業の一層の拡大、コンテンツの充実を行っていく。

2006年の調査では、20歳代が使う年賀状メディアとして、ハガキが50%ほどで、ケータイメールが25%となっている。依然として年賀状ハガキの需要は高いのである。パソコンでデザインするよりも、ケータイのデコメ感覚でハガキをデザインしたいユーザーにとって、魅力的なサービスとなるであろう。

(編集部 真田裕一)