「上のトップ選手が出ていないのはチャンスだと思う。優勝をねらっていきたい。そのため、一つ一つを大事に戦っていきたい」と目標を掲げていた前田。<br>(撮影:野原誠治)
 女子バドミントンで新たな人気者になったスエマエ。“特別扱い”を感じ、戸惑いを見せる局面があったものの…。 バドミントンのヨネックスオープン第3日は18日、東京体育館で行われ、女子ダブルス2回戦でスエマエこと、末綱聡子と前田美順組(ともにNEC・SKY)が、ニコル・グレター(ドイツ)とシャーマイン・リード(カナダ)組を2−0(21−11、21−11)で下し、準々決勝進出を決めた。北京五輪・4位入賞を果たして以来の凱旋試合。試合を振り返った末綱は「関心の高さを感じ、メチャクチャ緊張していた。試合の中盤(第1セットの11点目)にあった長いラリーでポイントを奪えた。それをキッカケに体が動くようになった」と試合中に味わった変化を説明する場面も。

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 そして、その勝利インタビュー。結果は快勝でしたね?の問いに、二人は「結果を数字で見るとそうですが、ラリーが続き、しかも長かった。内容的には正直しんどかった」と全体の印象を説明。力勝負で勝てたのではなく、試合運びで上手くいったと報告していた。技術的では無い質問も。北京五輪の奮闘ぶりでイッキに知名度が上がり、多くのメディアから注目される立場になったことに「空いているコートがあって『早く試合をしたい!』と思っても観客の皆さんや報道の関係でセンターコートで試合する選手になった(笑)。でも、期待される選手になったことはウレシイ。期待をかけられることでモット頑張れると思います」と周りの変化をプラスに変えている。


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