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1970年世界的な大ヒットとなった映画『ある愛の詩』は、見たことがなくても音楽だけは分かるという方も多いと思う。その主演男優ライアン・オニールは現在67歳、現在2つの罪で執行猶予中の息子とふたり、マリブの自宅で薬物不法所持で逮捕された。

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発表によると、マリブを巡回中の保安官は、執行猶予中であるライアン・オニールの息子、レッドモンド(25)について観察のために自宅を訪問した際、ふたりはそれぞれ寝室に、麻酔剤とメタンフェミンと思われる薬物の入った小瓶を隠し持っていたという。

この息子、悪人相ながらなかなかのハンサムなのは、彼の母親は1980年代、サーファーギャルのお手本的ヘア・スタイルと言われた、あのファラ・フォーセット・メジャーズなのである。

この家庭、逮捕をきっかけに報じられたのは、そもそもライアンの激しい女性遍歴がもとで争いが絶えなかったことである。超人気俳優が下降線をたどり、トラブル続きの顛末に今回の不法薬物所持があったことは疑う余地もないだろう。

ライアンは結婚離婚を3回繰り返し、恋人の出産も含め4人の子供がいるが、3人の母親の血を引く異母きょうだいが混在して成長した。そしてそのうち3人が、ここ3年相次いでドラッグ関連の犯罪により逮捕されている。

順を追うと、年少者レッドモンドはなんと21歳にしてヘロイン中毒となり、その後リハビリ施設に入ったが、昨年メタンフェミン、ヘロインに手を出して執行猶予中。そして今年6月には交通違反を起こした。

2007年2月、なんと父ライアンは、2番目の子供であるグリフィン(43)に対し自宅で発砲し、逮捕された。この時ライアンは、グリフィンの方から暖炉の火かき棒で襲い掛かってきたと主張したが、恋人の目撃証言により嘘であると棄却された。

かつて、グリフィンは自分が薬物を使用するところを邪魔されたくないがために、異母弟のレッドモンドを犬小屋に鎖でつないで、父ライアンを激怒させていたといい、険悪な親子関係であったという。

そしてもうひとり、1973年父と共演して話題となった『ペーパー・ムーン』で人気を博した女優のテータム・オニールは、グリフィン同様、最初の妻ジョアンナが産んだ長女であるが、今年7月にニューヨークにおいてクラックとコカインの購入現場を押さえられ、44歳にして逮捕されている。

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(長女テータム・オニール)

ライアンとは別居しているがレッドモンドの母であるファラ・フォーセットが、今回の逮捕を受けて保釈金なりメッセージなり出してくる可能性もあると考えるが、このファラ・フォーセットもガンの闘病、再発、近年は麻薬使用疑惑と問題を抱えている。

「すべてはこの父が悪い!」と矛先を向けたくなるライアンであるが、彼自身、2001年に白血病であることが分かり、治療を受けながら俳優活動をマイペースで続けてきた。

お金があり、豪邸があり、でも子供たちは仲たがいばかりして出て行った。最後の恋人が残していったまだ若い息子とともに、破滅と知りながらも薬物が欠かせない人生を歩んでいた67歳の病身の俳優。『ある愛の詩』のあの名曲のように、あまりにも哀しく寂しい人生のようだ。

(編集部 Joy横手)

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