欧州CLグループリーグ初戦が各地で行われた17日、ホームにゼニト・サンクトペテルブルクを迎えたユベントスは1−0辛勝。3年ぶりに欧州CLの舞台に復帰したユベントスは、UEFAスーパーカップでCL王者マンチェスター・ユナイテッドを下したUEFA王者ゼニト・サンクトペテルブルクに苦戦を強いられた。

ゼニト・サンクトペテルブルクの3トップに試合序盤から積極的に攻撃を仕掛けられるユベントス。前半30分、ユベントスMFカモラネージが左足を負傷。ラニエリ監督はカモラネージに代え、サリハミディッチを投入。ユベントスはMFネドベドを攻撃の起点に、流れを変えようと試みるがなかなか突破口が見つからない。前半は0−0で終了。後半に入ってもゼニト・サンクトペテルグルク優勢で試合が進む。この日のユベントスはアイディアに欠け、厳しい時間帯が続いた。

試合が動いたのは後半30分、ネドベドが得たFKにキッカーはFWデル・ピエロ。ゴール正面左約35メートルのFKを、直接ネットに突き刺さし、勝負あり。

試合後、ユベントスのクラウディオ・ラニエリ監督は「今日の試合で満足している点は、ゴールと勝利だけだ。戦略面においても非常に厳しい試合だった。コンディションも彼らの方が我々以上に万全だった。ゼニトはクオリティが高く素晴らしいチームだ。厳しい時間帯が続いたが、転機が訪れると信じていた。初戦を白星で飾れたことは大きい」とコメントした。