近年、漫画を原作にした実写映画のヒット作が増えている。ここ数年で言えば「DEATH NOTE」「ALWAYS 三丁目の夕日」などがあり、最近は「20世紀少年」が唐沢寿明主演で公開され、話題となっている。
「イメージが壊れる」「安易だ」という意見がある一方、実写映画によってその漫画の魅力を再認識したというファンや、漫画作品を知らなくても映画を楽しめたという人も多いと言われ、いずれにしろ今後も映画市場において漫画原作の実写映画は無視できない存在であることは間違いない。そこで今回、漫画原作の実写映画についての調査が実施された。

これは、「リサーチTV」を展開するネットエイジア株式会社が行ったもので、調査は全編Flash型ネットリサーチ「リサーチTV」により実施、男女20歳から59歳の合わせて400名から回答を得た。

まず、ここ数年ヒット作や話題作となった漫画原作の実写映画のいくつかについて、観たことがあるかどうか聞いてみた。「以下の漫画原作の実写映画を観たことがあるか?」(複数回答)という設問に対して、1位は「DEATH NOTE」で43.8%、2位が「ALWAYS 三丁目の夕日」で35.5%、3位が「NANA」で22.0%となった。

また、映画を観た人のうち、原作漫画やアニメを読んだり観たりした回答者は、「20世紀少年」が85.7%、「DEATH NOTE」が81.7%、「NANA」が72.7%となり、映画を観た回答者の7割以上が原作漫画やアニメも体験していることがわかった。一方、「ALWAYS 三丁目の夕日」は58
.5%と他の作品に比べて低い数字となったが、多数の映画賞を受けたことで有名になり、原作漫画を読んだことのない人も多く観たことによって、他の漫画原作の実写映画とは異なった傾向を示したと考えられる。

では、人気漫画を実写化することについてはどう受け止められているのか。最近公開が始まった「20世紀少年」について、原作の漫画または映画を知っている人にその実写映画化についてどう思うかと聞いたところ、45.4%が「良いと思う」と回答し、「どちらともいえない」が48.9%、「良くないと思う」が5.7%となった。「どちらともいえない」という意見が多いものの、肯定的な意見が否定的な意見を大きく上回るという結果になった。

肯定的な意見の理由としては「キャスティングが原作に近い」「おもしろそう」などがあり、キャスティングや原作漫画の雰囲気に配慮した製作側の意図が伝わり、実写映画のイメージ戦略が成功していると考えられる。さらに、漫画「20世紀少年」を知っているだけではなく、読んだことのある回答者78名の評価を見てみると「良いと思う」は61.5%、「どちらともいえない」が29.5%、「良くないと思う」が8.9%となり、肯定的な意見が増加した。このように「20世紀少年」の実写映画化は、概ね肯定的に受け止められていることが分かった。

そして、「製作者に実写映画化の際に最も重視して欲しい点は何か?」と聞いたところ、1位が「漫画の雰囲気を壊さないこと」で50.7%、2位が「俳優の人選」の26.4%、3位は「漫画と同じストーリー展開であること」で10.4%となった。漫画原作の実写映画化においては、やはり原作漫画の雰囲気や世界観をいかにうまく壊さずに映画作品として成立させるかが最重要ポイントになりそうだ。

さらに、「実写映画化して欲しい漫画は何か?」という質問に対しては、「スラムダンク」「MASTERキートン」「ジョジョの奇妙な冒険」などが挙げられた。また、先日放送されたドラマ「クッキングパパ」では、ぐっさんこと山口智充の演じる荒岩一味があまりにもそっくりで、映画化を求める声も聞かれる。今後も名作の実写化に期待が高まりそうだ。

参照:http://www.value-press.com/pressrelease.php?article_id=29137

(編集部 鈴木亮介)

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