8月28日に18歳を迎えたばかりのバルセロナ所属のFWボージャン・ケルキックがスペイン代表デビューを飾った。11日に行われたワールドカップ予選、対アルメリア戦でスペインは4-0と快勝したが、この試合の65分、サンティ・カソルラに代わり背番号13番を背負ったボージャンがピッチに飛び立った。

「代表でデビューできたことに感動しているよ。夢が実現してうれしいね」。試合後、ようやくスペイン代表の一員となれた喜びをそう語ったボージャン。さらに「僕はスペイン代表としてプレーすることを望んでいたし、デビューしたくてたまらなかった。それが叶って本当に満足なんだ」と続けた。

 残念ながら、ボージャンの代表デビューゴールはならなかったものの「大事なのはデビューすることだった。もしゴールを決めていたら、最高だったろうけれどね。でも、今日という日を迎えられたことに満足しているよ」とも。

 一方、選手交代について「ボージャンを投入したのは彼の力を必要としたからだ」と説明したビセンテ・デル・ボスケ代表監督。おそらく“ボージャンを早くデビューさせる”というプレッシャーもあっただろう。これでそのプレッシャーから解放されたに違いない。

(スペイン通信)