彼女も納得?きたみりゅうじのエンジニア仕事説明術
「どんな仕事?」と聞かれて「○○を作ってるんだよ」とストレートに答えられればいいけれど、専門的になるほど説明しづらいのがエンジニアというもの。そんな四苦八苦の実例、Dr.きたみりゅうじのアドバイスとともにご紹介!

じっくり説明?あきらめムード? みんな説明には苦労している
 エンジニアは、スペシャリスト。誰もが持っているってわけじゃない、特別な技術を駆使する“お仕事”である。それだけに、いざ、仕事の中身を説明しようとするとさあ大変。ある程度技術の下地がある人が相手ならいいけれど、家族や恋人など、知識が“まっさら”の人だと、頑張って説明すればするだけ、「目が点状態」にさせてしまったりする。

 Tech総研がエンジニア500人を対象に行ったアンケートによれば、およそ半数が「理解してもらえなかったことがよくある」「ときどき理解してもらえず苦労」と答えている。「ほとんど理解してもらっている」と答えた人も、よく回答の中身を見ると、ずいぶん投げやりな説明の人もちらほら。

 以下、説明の実態を4タイプに分けてご紹介! さらに、「きたみりゅうじのIT業界勘違いクリニック」でおなじみ、Dr.きたみりゅうじに説明術のアドバイスをいただいた。

■TYPE01 「言葉をつくして、さらに距離が」型
・PDFやWebなどの言葉を使って説明したものの、相手はインターネットという言葉がかろうじてわかる程度だったので、まったく通じずポカーン。結局、説明をあきらめちゃいました。
(システム開発/25歳)

・「○○(作っている商品)が動くようにするプログラムとか、そういう“中”のことをやってる」と説明することが多いかな。けれど、自分的にはかなりわかりやすく簡単に説明しているつもりなんだけれど「難しくてよくわからない」といつも言われて、結局深く説明しないように……。
(システム開発/26歳)

・50台規模くらいまでの有線・無線LANで、サーバ・クライアントOS導入のテクニカル・サポートが仕事。仕事を説明するのについ専門用語を使い、あやしまれてしまいました。その後、用語解説にものすごく時間がかかりました。
(ネットワーク設計・構築/30歳)

■「詳しく知って欲しい」のはわかるけれど
親しい人には、自分のことをよりよく知っていて欲しい!もちろん、仕事のことも……そんな思いは当然だけれど、その思いに説明術が追いつかず、かえって墓穴を掘っちゃうのがこのタイプ。少なくとも「エンジニアって、まじめだなぁ」ということ“だけ”はわかってもらえているかも。

■TYPE02 「テキトーな説明で煙に巻いちゃえ」型
・オフコンのプログラム作成や保守が仕事。ある程度わかる人なら、「汎用機だよ」とか「スーパーコンピュータみたいなやつ」とか、大きそうなことを言っちゃう。それがわからない人には、面倒なので「大きいパソコンをいじってるんだよ」と言っちゃうことも。
(システム開発/35歳)

・企業で使うシステムの開発。……といってもわかってもらえないので、「どんな仕事?」と言われたら、「パソコンをカタカタやってる」と答えます。意味がわからずきょとんとされるけど、それ以上は説明しません。
(システム開発/25歳)

■開き直って、一刀両断!
詳しく説明しようにも、そうなると前提やら細かい技術の解説やらが難しいし……。というわけで、ハッタリも含めて、「とにかく、何か、こんなような仕事!」というひと言で切って捨てちゃうのがこのタイプ。一応説明できている、と言えば言えるのかもしれないけれど……。
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