行くぞ世界!サイボウズは国際進出メンバーが欲しい!

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国内の中小企業向けグループウェア市場で、大手ソフトベンダーを抑えて初のシェアトップとなったサイボウズ。上海やベトナムへと海外展開を進める同社では、主力製品である「ガルーン」の国際版を開発中であり、今後はアジアを中心に世界マーケットへと進出する!

Part1 大企業向けグループウェア「ガルーン」を世界へ
 昨年創業10周年を迎えたサイボウズの勢いが止まらない。昨年5月には中国にサイボウズ上海を設立、今年3月には愛媛県に松山オフィスを設立すると、4月には主力製品である「ガルーン2」のバージョン2.5.0の販売を開始した。その先にあるのは本格的な世界展開だ。

■SaaS型グループウェアで中国進出、次は「ガルーン」でアジアへ
 サイボウズ上海が設立されて1年が過ぎ、日本語と中国語に対応したSaaS型グループウェア「サイボウズ 弁公系統」の導入は、現地の日系企業を中心に約50社に上る。サイボウズ上海の立ち上げにも参加した開発部長の佐藤学さんは、今後は中国企業への導入を進めると語る。
「中国では日本型経営がちょっとしたブームになっていて、それを弊社のサービスで実現しませんかと中国企業にアプローチするために、今後は現地の中国人営業スタッフを強化していく予定です。このSaaS型サービスは国内でも注力していますが、今年の2月につくりました大手企業様向けのMA営業部と連携して、大規模版グループウェアで国内市場の足固めをすると同時に、2009年度中には国際版ガルーンで海外市場に打って出るつもりです」
 サイボウズの世界展開はこれが初めてではない。2002年には米国子会社でグループウェアのパッケージソフト「Share360」を発売しており、現在は10カ国語に対応している。爆発的に導入が進んだわけではないが、現在でも東南アジア、ヨーロッパ、アフリカなどの企業が購入しており、各地でニーズをヒアリングしているという。

 本格的な国際版となるのが同社の主力製品である「ガルーン」の英語版だ。既に開発が進められ、UI設計部で各国に合わせたユーザーインタフェースが研究されている。国によりITの進化フェーズはかなり異なるため、各国に応じた製品を投入する考えだ。ただ、それ以外にも「お国柄」による事情は大きいという。
「中国とアメリカは似ているのですが、自分の予定をオープンにして、他人とシェアしようとしないんですね。ですから、私たちは『チームワーク』の概念も一緒に輸出して、グループウェアのよさを知ってもらおうと思っています。最初の世界市場としては、香港やマレーシアなど英語の通じる東南アジア諸国、その後に多言語化を考えています」

■世界に向けて「自分で考えて行動できる」エンジニアを
 同社の海外展開は開発拠点にも及ぶ。主要な場所はベトナムのホーチミンで、「ガルーン2」のバージョン2.5.0(Part2参照)では要件の半分を実装・試験し、リマインダーのすべてはベトナムで開発された。佐藤さんも2カ月に一度は訪れるという。「現地企業によるオフショア開発ですが、丸投げではなく日本とベトナムでソースサーバ、バグ管理システムを共有して、相互にレビューしながら同時に開発します。ベトナムに社員を派遣しての1年間の教育期間を経て、昨年3月から開発がスタートしました。インドでも同様の試みをテスト中で、国内には愛媛県に『松山オフィス』を3月に開設。ここには開発部に加えてサポートセンターがあり、現在は合計20人ほどですが、5年後には各50人の100人体制にする計画です。将来的には東京、松山、ベトナム、上海、インドの各拠点での同時開発による、開発サイクルの短縮を目指します」
 そのためにも多くの職種でエンジニアが必要となるが、ソフト開発職においてはC++を中心とする製品開発者、JavaScriptやAjaxなどのWeb系開発者、そして今年から採用を始めたポスドク(ポストドクター:博士後期課程出身)の開発者が中心だ。
「開発を外注していると勘違いする方もいるのですが、弊社ではほとんどの製品を自社開発しています。また、面接ではよく『何年後には自分の設計したアプリを実装できますか』と聞かれるのですが、アプリケーションごとに担当しますので入社後すぐに携わってもらいます(笑)。当然プレッシャーはあるでしょうが、弊社の優秀なエンジニアにもまれて成長できますよ」
 同社のエンジニアには、自分のやりたいことがはっきりしている人、趣味でソフトやWebサイトなどのモノづくりをしている人が多いという。「時代のビジネスに合わせた製品を自分たちで考えて作る」という同社のテーマに合致した人たちなのだろう。
「自分で考え、そして行動する。『日本発、世界へ』を意識できる。そんなエンジニアにぜひ来てほしいですね」


国際版がルーンの開発責任者は4年前の転職エンジニア
 今年の4月に大企業向けのグループウェア「ガルーン2」のバージョン2.5.0が発表された。各機能を大きく向上させた最新版として話題になったが、その後のバージョン2.5.1の開発責任者が田縁英治さんだ。そして9月からは、「国際版ガルーン」の開発責任者として世界市場に臨む。

■社長のあいさつが決め手となったサイボウズへの転職
 田縁さんは大学院で情報科学を専攻し、主に動画や画像の解析について学んだ後、大手SI企業に入社した。その後、大手ITベンダーの開発会社に転職するが、受託開発ではなかなか得られないユーザーの声や実際の使われ方を知りたいと、2004年9月にサイボウズに入社。いきなり「ガルーン」開発のメンバーとなり、1年ほどメンテナンスも含めて担当する。
「その後はVPNを利用した『リモートサービス』の開発を、データセンターの準備を含めて担当しました。同時にグループウェアに連携するネットサービス、例えば天気予報のサイトを表示させるといった機能の全般を、フルスクラッチで作り直しました」
 そして、今年の3月には「ガルーン」に戻り、次期バージョンである2.5.1の開発責任者となる。メンバー6人のプロジェクトマネジャーであり、製品のライフサイクルを管理するプロダクトマネジャーとコンセプトや要件を話し合い、提案をし、開発工程へと落とす役割だ。こうした経緯だけでもエンジニアとしての腕前が想像されるが、そんな彼もサイボウズのエンジニアの技術力には驚いたという。

「ここまで伝えればあそこまでやってくれるという期待値がありますよね。サイボウズの人はその期待より一歩も二歩も上のレベルでモノを出してくる。以前の会社ではあまりなかったことです」
 また、他社も併願していた彼がサイボウズに入社を決めた理由は、社員の「あいさつ」だったという。面接の過程で社内見学に連れて行ってもらったとき、会う全員が普通の調子であいさつをしてくれた。この社風が入社を決定づけたのだそうだ。

「ですから、独りで集中して仕事をしたい人は、弊社のスタイルに合わないと思います。逆に入ってきてほしいのは、チームワークと考える力のある人。言語ならCやC++ができればOK。例えば、ガルーンはPHPで開発していますが、PHPはできなくてもいい。考える力があり、設計ができればいいんです」
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