男を顔で選ぶのは古い!?【独女通信】
2008年08月29日14時00分 / 提供:独女通信
「見かけ倒しの男とする恋なんて時間のムダ!」
書店で多くの人の目を引きつけていたのが、こんな見出しが躍る『an・an』の8月21日発売号。特集のタイトルはずばり、『男は顔で選ぶな!』。顔に惑わされず、本当に自分に合う男を見つけようということを、1冊に渡って特集していた。『好きな男・嫌いな男』を長年特集し続けてきた、いわば「男はビジュアル命!」論者の『an・an』に、一体何が起こったのか???
しかし確かに周囲を見渡しても、「彼の顔が好きだから付き合ってる」というカップルは皆無だ。もはや顔がいいだけでは恋人を得られない時代なのかもしれない。そういう意味では、やはり一時代を築いた雑誌の視点は鋭いと言えよう。では世の独女達は、どんな基準で男を選んでいるのだろう?
「私が欲しいのは『イベントを一緒に過ごす彼氏』ではなく『好きな人』。だから彼と出会うまでは、恋愛経験ゼロに近かったんですよね」
と語った会社員の麻子さん(30)が現在付き合っている、というか不倫中の相手は、10歳年上の会社社長。見た目は藤波辰爾にソックリなのだそうだ。
麻子さんと彼が出会ったのは、現在の会社に転職する前、彼が経営する会社で3ヶ月ほどアルバイトをしていた時だった。
「たとえば「あのタレントがかわいい」とか「あそこに行ってみたい」とか、他愛のない話の一つ一つでも盛り上がれたんです。10歳も下でバイトの私の話を真面目に聞いてくれて、しかもダメ出ししない。それがとても心地よくて、好きにならずにいられなかったんです」
社会経験が豊富で包容力もあるのは事実だが、相手は会社社長。収入の面にひかれた部分もあるのでは?
「それは否定しません。だって自分よりも収入が低い男性はちょっと、って思いませんか?(彼女の昨年度の年収は450万円)……でもやっぱり、話をしてて楽しいからなんです!」
「野比のび太に顔が似た彼氏がいる」のは、アパレル会社勤務の典枝さん(32)だ。彼は商品管理部門の責任者で、典枝さんの先輩にあたる。
「私はショップで彼は本社勤務なので普段は会わないのですが、内見会や会議などでよく顔を合わせていたんです。正直、アパレルにはそぐわない外見ではありましたけど、彼はお店に立つわけじゃないし、何よりきさくで話やすくて」
在庫の問い合わせをするたびに距離が縮まり、いつしか仕事の悩みを彼に聞いてもらうようになった。それがきっかけで2人きりで会うようになったそうだ。
一方で「顔がいい男は“オレ様ちゃん”が多いんです。付き合いにくいったらありゃしない!」とバッサリ斬った亜由子さん(34)のモットーは、「イケメンは対人スキルが低いから、付き合うべからず」。イケメン&高収入の元彼との恋愛が、反面教師になっているからだ。
「そいつの口癖って、「ねーねー今日僕ねえ〜」だったんですよ。城田優みたいな感じで、確かにきれいな顔をしていました。でも自分のことをかわいいと自覚しているのか、とにかく甘えてくるし自分の話しかしなかったんです。1日の報告やその日会った人の話を延々するだけで、こっちの話をしてもすぐに自分の話に戻してしまう。とにかくストレスがたまりましたが、顔が好みだったので一緒に歩いてると優越感に浸れたので……我慢してました」
1年ほど付き合いは続いたある日、亜由子さんの家で彼が寝ていると、執拗に彼のケータイが鳴った。時間は1時を廻っていて、かけてきたのは女性で「会社の後輩」(元彼談)。しかも深夜なのに、1時間に5回もの着信があった。おかしい。数日後彼との共通の知り合いを通じてその女性について調べてもらうと、なんと「私が彼女だ」と、あちこちに吹聴しているという。二股をかけられていたのだ。激怒した亜由子さんは、彼に詰め寄った。
「でもこの時、なんて言ったと思います?「いいじゃん、亜由子のことも好きなんだから。それより今日僕さあ……」だったんですよ! おめーはこんな時でも自分の話かよ!と思って、ほとほとあきれました」
程なくして彼が地方に転勤することになり、その時点で亜由子さんはケータイ番号とメールアドレスを変更した。二度と関わりを持つまいと決めたからだ。
「もちろん皆が皆、そうだとは言いません。でもイケメンはちやほやされることが多いせいか、どういうふるまいをしても相手が許してくれるだろうと考える傾向が強い。でもブサメンはイケメンに比べて異性と話す機会が少ないせいか、コミュニケーションスキルを磨いていて、女性に気配りができる人が多い気がします。人の話をひたすら聞くのが好きならいいですけど、相手に自分のことを知ってもらいたい女性は、男を顔で選ぶのは危険だと思うんですよね」
現在亜由子さんは、「アンガールズの山根似の彼」と婚約中だ。よく話を聞いてくれて特技は料理。顔は好みではないが、一緒にいて安らげるのが決め手だったそうだ。
そういえば麻子さんと典枝さんの彼の共通点も、「話を聞いてくれる」ことだった。顔の良し悪しではなく相手の話が聞けること、これこそが男性に限らず女性にとっても、「恋愛を制する者」になれる必須条件なのかもしれない。(久保木りん)
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