その一言にムカッ!年下上司VS年上部下の危うい関係

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自尊心を守るため?はたまた自己愛を満たすため? 彼らの「意地」と「プライド」がぶつかり合い、職場は一気に戦場と化す。天下統一、太平の世をつくるため、彼らは今どのように向き合うべきなのか?

その1:年下上司VS年上部下 エンジニアの複雑なトラブル事例
年功序列の制度がほとんど崩れたといって過言ではない今現在、職場の人間関係の様相は、大きく変わりつつある。特に上司の年齢が部下よりも低い場合、お互いに気を使い、やりにくさを感じることもあるだろう。
「年齢なんて関係ない」と言いつつも、悔しい思いをかみしめたり、理不尽な思いを強いられたり、心の中には複雑な攻防が繰り広げられているはずだ。
そこで今回、年上部下または年下上司になった経験のあるエンジニア100人に対するアンケート調査から、この両者の間にある「壁」を明らかにしつつ、最適な関係性を徹底検証してみた。

右の表は、今回のアンケートを基に作成されたもの。年齢差について、「最大いくつ離れた状況で仕事をした経験がありますか」という質問では、5歳未満が最も多く49%。次いで5歳以上10歳未満が36%。
それでは、なぜ「年下上司・年上部下」という構造を経験することになったのか?
ダントツに多かった回答は、やはり「年功序列の崩壊」と「完全能力主義」。
次いで「転職による不可抗力」。
確かに、この業界で「転職」はひとつのキーワードとなっている。ゆえに、新しい職場でゼロから始めるという経験者も少なくはない。当然、経験も知識も年齢も重ねていながら、年下上司の下で働く機会は増えてくる。
このように、会社の人事は確かにその性質を変質させた。では、そこで働く人間たちの感情面は、こうした変革にしっかりとなじむことができているのだろうか?

年下上司→年上部下への典型的トラブル事例
年齢も経験も知識も上!との自負心をもつ年上部下。これまでやってきたというプライドがあるために、なかなか年下上司に素直になれない年上部下。
「頭」ではわかっていても、「心」がそれを受け入れられず、どうしてもひと言、物申さずにはいられない。指示を出すとき、出されるとき。悲しき闘争本能が、むき出しにされる瞬間だ。
「年下の自分をバカにする」
「年上だから気を使ってしまう」
「経験の少ない自分が何を言っても不満顔」
などなど、年下上司は年上部下の扱いに、軒並み苦慮している様子。
「自分を認めさせたい」「年下になめられたくない」という「年長者のプライド」が地雷となり、チームや職場に混乱を招いてしまうハメに。

■エンジニア100人の典型的トラブル事例
注意をしたら、「オレがこの会社で何年やってきたと思ってんだよっ」と逆ギレ。(研究、特許、テクニカルマーケティング/35歳)

客先への訪問で年上部下のほうが上司に見えてしまい、気まずくなった。(システム開発(Web・オープン系)/34歳)

中途入社の年上部下。なめられるものかという意気込みが露骨で、失敗をなかなか認めない。何かと前の会社を引き合いに出して言い訳するので大変だった。(ネットワーク設計・構築(LAN・Web系)/34歳)

年上部下→年下上司への典型的トラブル事例
「年下だからってナメんなよ!」とばかりに、自分を大きく見せようとする年下上司。ときにその行き過ぎた言動は、「傍若無人」になってしまうことも。
経験豊富な年上部下には、その虚勢が伝わってきて、なにやら面倒くさいし痛々しい。
それはこうしたほうがいいのに……、などと、自らの経験をもとにアドバイスをしたくとも、
「私が上司だ」とふんぞり返り、聞く耳もたぬ。そのくせ失敗したときはここぞとばかりに「年下」ぶり、責任は部下に押しつけて涼しい顔。
「現場のことをナニもわかっていない若造に、どうして頭を下げなきゃならんのか!?」
「経験不足、コミュニケーション下手でどうにもならん!」
「カッコいいことは言いません、とにかく年下には従えない!!」
導くものが道に迷い、いらぬ仕事だけが増えていく……。これまでの努力と軌跡を振り返るとき、年上部下の心には、なんとも筆舌しがたい苦い思いがこみ上げる。

■エンジニア100にの典型的トラブル事例
親の縁故で昇格した年下上司。実力はなく仕事は部下に丸投げ状態。部下の残業が規定をオーバーする月が増え、労組からクレームが……。(運用、監視、テクニカルサポート、保守/39歳)

現場レベルでの経験値が少ない人が上に立ったため、開発スピードの目録の誤りや、他協力業者の反感を買って板ばさみに。(ネットワーク設計・構築(LAN・Web系)/42歳)

院卒というだけでいきなり主任になったものの、経験が浅いためあいまいな指示ばかりでトラブル続発。しかし、なぜか責任はこちらにあると主張された。(機械・機構設計、金型設計/37歳)
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