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「金球」を抜かれた星野ジャパン。

2008年08月24日10時28分 / 提供:PJ

pj
「金球」を抜かれた星野ジャパン。
"Search Ki-n-ta-ma"(制作:池野 徹)
たった今、日本の野球は、金メダルどころか、銅メダルも獲(と)れずに敗退した。「勝てば官軍、負ければ賊軍」と言われているから、日本野球代表オリンピックチームは、今は、何を言われたとしても応えられないだろう。野球と言う競技は、日本人になじんでおり、それだけ関心が高いから、当然勝つべきと思ってたのが、惨敗したのだからその攻めを受けてもしょうがないだろう。星野監督は、国民に対して一言、「申し訳ない」と言ったが、言いたい事言わないと済まないのは、日本のファンだろう。

 まず、「星野ジャパン」と呼ばれていたのが気に食わない。「長嶋ジャパン」なら許せるが、メディアの前に自ら進んで露出していて、その度に、タレント気取りで、当然のごとく金メダルを口にしていた。つまり、当たり前に穫れると、自分自身とメディアに対して暗示をかけていた事だ。そしてコーチ陣も、かつての仲間の、田淵、山本を選んだ事だ。勝負するのに、気心知れたと言う事は、必要ないはずだ。勝負は、もっと厳しいと言う事だ。つまり、親分気取りで、メディア界を私物化したごとく歩いていた事だ。聖火リレーに出た、星野監督にその傲慢(ごうまん)が見られた。

 星野のためにと言わせたいがために、実際の選出された選手は、キンタマを抜かれていた。監督とコーチが偉いばかりで、しかも能力がある監督とコーチなら良いがそうでなかったことに、不幸があったのだ。これを認めた、日本の野球コミッショナーも、甘さがあったのはいがめない。「アタマデッカチ」の日本野球オリンピックチームは、ついに、その選手たちが、アビリティを発揮せずに終わってしまったのだ。

 戦略的に、絶対の日本のエースと言っていたダルビッシュ投手を、初戦のキューバ戦になぜ使ったか。その後の試合で、アメリカ戦で2回投げただけ、そして、最終戦きょう、敗戦処理のごとくダルビッシュを使った。その戦略的理由は全く分からない。何か理由でもあったのだろうか。韓国戦にダルビッシュを使い、準決勝に投げさせると言うのがセオリーでなかったのか。投手出身の監督でありながら、投手の戦略戦術を間違ったのだ。この罪は重いだろう。

 投手はよくやっていた。しかし、打線は全くダメであった。打線のキイになる花のある強烈なバッターを選出していないのも失敗の原因だ。オリンピックはお祭りだ。お祭り男を、スターを選出していない星野ジャパンは、出掛ける前から負けていた。それと、野球そのものが動いてるというか、各国も情報合戦で優位な情報を集めているし、日本チームに対しても技術的にも研究していた事だ。キューバの打線のスピードあるパワーもそうだが、ボールは振らない選球眼、韓国の負けていても動じない選手、アキラメナイしつこさ、アメリカは、大リーガーのマイナークラスで大リーガー目指しているファイトスピリットが見ていて分かった事である。

 日本の選手のモチベーションが、見えなかった。ただ、金メダルと言われてその気になっていた。アメリカ並みに高給取りになったが、見ていて、というより、世界の選手を見て、いかに、脆弱(ぜいじゃく)なのかを証明してしまったのは、納得いかないし、残念至極だ。空回りのモチベーションだったのだ。こんなはずじゃなかったのにと、選手自身も、誰しも思った事だろうが、マスコミメディアに踊り、踊らされた星野監督は反省すべきだろう。星野監督個人は、ガッツのある素晴らしい選手だったし、実績もある。しかし、世界を見るべし。勝負の世界は、勝敗が必ずあるから、ほんとうを言えば、勝っても負けても良いが、スポーツの世界は、他人がやる噂(うわさ)世界ではなく、自分自身がやる実力の世界だ。そしてフィジカルとメンタルのレベルの高い世界だろう。

「キンキン キンキン キンキン オトコハ キンキンダヨナ」

【了】

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パブリック・ジャーナリスト 池野 徹

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池野徹  星野ジャパン  キューバ  コミッショナー  ダルビッシュ  
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