Intelがサンフランシスコで開催中のイベント「2008 Intel Developer Forum」にて、MITの物理学者の理論を元にして、ワイヤレス共振エネルギー・リンク(Wireless Resonant Energy Link:WREL)の研究を発表、電源プラグも電線も使わずに60ワットの電球を点灯させることに成功したとのこと。これはノートPCを駆動させるのに十分な電力だそうです。上記写真がその実物。

この技術を使えば、将来的には部屋にノートPCを持って入るだけで充電開始といったことが可能になり、電力をワイヤレスで安全かつ効率的に供給できるとのこと。

また、この様子はYouTubeにてIntelが直接アップロードして公開しています。再生は以下から。
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今回のワイヤレス共振エネルギー・リンク技術は以下のようなものだそうです。

WREL の素晴らしい点は、電力をワイヤレスで安全かつ効率的に供給できることです。この技術は強結合共振器を使用します。訓練された歌手が声でガラスを割ることができるのとよく似た原理です。これはガラスの固有振動数で音響エネルギーが吸収されることと同じ様に、受信側の共振器の固有振動数と共振することで、エネルギーは効率よく吸収されます。このテクノロジーをノートブック PC などに搭載すれば、送信側の共振器から数十センチの距離に近づけることでバッテリーを充電することが可能になります。技術上、いくつかの課題があるものの、インテルの研究者は、モバイル機器からコードをすべて無くし、インテルのプラットフォームにワイヤレスで送電する方法を開発したいと考えています。


実際に点灯している様子のムービーは以下に。

YouTube - Intel CTO: No more power cords


以下にデモの様子の写真があります。

Wireless Power shown at Intel Developer Forum 2008


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