独女いじめに泣く【独女通信】
2008年08月26日14時00分 / 提供:独女通信
先日、近所の小学生の女の子が泣きながら歩いていた。声をかけると、お友だちに仲間はずれにされて一人で帰ってきたのだという。話をしながら歩いているうちに、涙も止まり気持ちも落ち着いたようだが…。大丈夫だろうか?
小学校の頃、いじめられっ子だった筆者は、早く大人になりたいと思ったものだ。大人の世界には「いじめ」は無いと思っていたから。しかし、大人の世界もやっぱり厳しい。
社団法人日本産業カウンセラー協会のアンケート「人事/労務担当の産業カウンセラー177名に聞く「職場のいじめ」の対策と解決事例/損失と予防策」の結果によると、「職場でいじめがある」という回答は全体の74%にものぼるそうだ。気になるアンケート結果の一部から上位4つずつを抜粋してみた。
■職場のいじめに気づいた/発覚したきっかけは?(複数回答可)
1. 被害者からの訴え55%
2. 被害者以外のスタッフからの訴え39%
3. 被害者に性格的な問題がある「いじめ」を以前もしていた33%
4. 部署全体の、日頃と変わった雰囲気27%
■その後「いじめ」が解決した場合の対応策は?(複数回答可)
1. 被害者または加害者の配置転換を行った40%
2. 被害者へのメンタルサポートを行った31%
3. 管理職トップへの報告と意志統一を行った25%
4. 当事者の退職により解消した24%
■いじめが解消しなかった場合の原因として考えられることは?(複数回答可)
1. 加害者が「いじめ」行為を認めなかった30%
2. 会社のトップ、管理職が解決に非協力的だった29%
3. 被害者がメンタルな問題を抱えてしまった24%
4. 被害者と加害者の話の内容が食い違ってしまった24%
未回答32%
どれも興味深い結果だが、百貨店でのアルバイトやメーカーでのOL時代を振り返るとき、「いじめが解消しなかった場合の原因」の結果は、思わず「その通り」と頷きたくなる。
では、もし職場でいじめにあったとしたら、どんな行動をとればいいのか? 以前、職場でのいじめを経験した独女2人に体験談を伺った。
50代のお局様2人が仕事をガッチリと握っている支店へ配属されたリサコさん(32歳)は、連日入力ミスを責められ続けた。「一文字でも打ち間違えを見つけたら、ものすごい勢いで怒るんですよ。他にも姿勢が悪いとか、仕事が遅いとか、いいたい放題。毎日家に帰るとグッタリしてました」。
リサコさんの状況が好転したのは人事課からの電話。「支店の様子はどう?」と電話をくれた人事課の課長に、リサコさんは日々の様子を説明し「辞めたい」と伝えたところ、お局様2人は、それぞれ通勤時間2時間という別々の支社に移動になったという。彼女たちの振る舞いは、前々から社内ではかなり問題視されていたそうだ。
「支店長はお局様たちが苦手だったので、相談してもウヤムヤにしていたらしいですよ。今回のことでは、何が悪いのか誰が問題なのか、誰に相談すればいいのかなど、冷静に判断することが大切だと思いました。相談相手を間違えると大変ですから。引継ぎもたいしてなかったので、しばらくは大変でしたけど、今は先輩たちと一緒に頑張っています」とリサコさん。
もし、いじめや嫌がらせが続き、退職を考えるような状況になってしまったとしたら、どうしたらいいのか?「大切なのは期限と目標と貯金です」と言うのは、マナミさん(31歳 貿易実務)。以前働いていた職場で、完全に孤立させられてしまった。きっかけは、部長秘書・A子さん(25歳)とのミスをマナミさんが指摘したこと。
美人で仕事をテキパキとこなすA子さんの影響力は想像以上に強く、彼女が「○○さんと一緒のランチは嫌よね」と言えば、その人は翌日のランチタイムから1人になってしまうという。「同僚の女性に話しかけても無視されたり、陰口や身に覚えのない噂を立てられたり、ランチや飲み会にもまったく誘われないのはキツイですよ。まあ、最初は悲しかったけど、だんだんと大人気ない状況にウンザリしちゃいました」(マナミさん)。
マナミさんは、夏冬のボーナスもそっくり貯金し、翌年の3月に退社し一人旅にでた。「アジアとヨーロッパへ半年間行って来ました。嫌なことが続いても、期限や目標を決めていたので乗り切れたのだと思います。再就職した会社でもいろいろありますが、一人旅で度胸がすわったのか、あまり気になりませんね(笑)」。
同じ職場で状況が好転したリサコさんと自分から大人気ない人の多い職場に見切りをつけたマナミさん。行動も結果も違うが、共通なのは笑顔が戻ったこと。なかなか解決が難しい「いじめ」も多いが、冷静に対処していくことで救われることもある。ところで、近所の小学生だが、今日は友だちも笑いながら下校していた。声をかけると元気に挨拶してくれた。こちらもほっとした。(オフィスエムツー/神田はるひ)
■協力サイト
・社団法人日本産業カウンセラー協会
・人事/労務担当の産業カウンセラー177名に聞く「職場のいじめ」の対策と解決事例/損失と予防策(PDF)
小学校の頃、いじめられっ子だった筆者は、早く大人になりたいと思ったものだ。大人の世界には「いじめ」は無いと思っていたから。しかし、大人の世界もやっぱり厳しい。
社団法人日本産業カウンセラー協会のアンケート「人事/労務担当の産業カウンセラー177名に聞く「職場のいじめ」の対策と解決事例/損失と予防策」の結果によると、「職場でいじめがある」という回答は全体の74%にものぼるそうだ。気になるアンケート結果の一部から上位4つずつを抜粋してみた。
■職場のいじめに気づいた/発覚したきっかけは?(複数回答可)
1. 被害者からの訴え55%
2. 被害者以外のスタッフからの訴え39%
3. 被害者に性格的な問題がある「いじめ」を以前もしていた33%
4. 部署全体の、日頃と変わった雰囲気27%
■その後「いじめ」が解決した場合の対応策は?(複数回答可)
1. 被害者または加害者の配置転換を行った40%
2. 被害者へのメンタルサポートを行った31%
3. 管理職トップへの報告と意志統一を行った25%
4. 当事者の退職により解消した24%
■いじめが解消しなかった場合の原因として考えられることは?(複数回答可)
1. 加害者が「いじめ」行為を認めなかった30%
2. 会社のトップ、管理職が解決に非協力的だった29%
3. 被害者がメンタルな問題を抱えてしまった24%
4. 被害者と加害者の話の内容が食い違ってしまった24%
未回答32%
どれも興味深い結果だが、百貨店でのアルバイトやメーカーでのOL時代を振り返るとき、「いじめが解消しなかった場合の原因」の結果は、思わず「その通り」と頷きたくなる。
では、もし職場でいじめにあったとしたら、どんな行動をとればいいのか? 以前、職場でのいじめを経験した独女2人に体験談を伺った。
50代のお局様2人が仕事をガッチリと握っている支店へ配属されたリサコさん(32歳)は、連日入力ミスを責められ続けた。「一文字でも打ち間違えを見つけたら、ものすごい勢いで怒るんですよ。他にも姿勢が悪いとか、仕事が遅いとか、いいたい放題。毎日家に帰るとグッタリしてました」。
リサコさんの状況が好転したのは人事課からの電話。「支店の様子はどう?」と電話をくれた人事課の課長に、リサコさんは日々の様子を説明し「辞めたい」と伝えたところ、お局様2人は、それぞれ通勤時間2時間という別々の支社に移動になったという。彼女たちの振る舞いは、前々から社内ではかなり問題視されていたそうだ。
「支店長はお局様たちが苦手だったので、相談してもウヤムヤにしていたらしいですよ。今回のことでは、何が悪いのか誰が問題なのか、誰に相談すればいいのかなど、冷静に判断することが大切だと思いました。相談相手を間違えると大変ですから。引継ぎもたいしてなかったので、しばらくは大変でしたけど、今は先輩たちと一緒に頑張っています」とリサコさん。
もし、いじめや嫌がらせが続き、退職を考えるような状況になってしまったとしたら、どうしたらいいのか?「大切なのは期限と目標と貯金です」と言うのは、マナミさん(31歳 貿易実務)。以前働いていた職場で、完全に孤立させられてしまった。きっかけは、部長秘書・A子さん(25歳)とのミスをマナミさんが指摘したこと。
美人で仕事をテキパキとこなすA子さんの影響力は想像以上に強く、彼女が「○○さんと一緒のランチは嫌よね」と言えば、その人は翌日のランチタイムから1人になってしまうという。「同僚の女性に話しかけても無視されたり、陰口や身に覚えのない噂を立てられたり、ランチや飲み会にもまったく誘われないのはキツイですよ。まあ、最初は悲しかったけど、だんだんと大人気ない状況にウンザリしちゃいました」(マナミさん)。
マナミさんは、夏冬のボーナスもそっくり貯金し、翌年の3月に退社し一人旅にでた。「アジアとヨーロッパへ半年間行って来ました。嫌なことが続いても、期限や目標を決めていたので乗り切れたのだと思います。再就職した会社でもいろいろありますが、一人旅で度胸がすわったのか、あまり気になりませんね(笑)」。
同じ職場で状況が好転したリサコさんと自分から大人気ない人の多い職場に見切りをつけたマナミさん。行動も結果も違うが、共通なのは笑顔が戻ったこと。なかなか解決が難しい「いじめ」も多いが、冷静に対処していくことで救われることもある。ところで、近所の小学生だが、今日は友だちも笑いながら下校していた。声をかけると元気に挨拶してくれた。こちらもほっとした。(オフィスエムツー/神田はるひ)
■協力サイト
・社団法人日本産業カウンセラー協会
・人事/労務担当の産業カウンセラー177名に聞く「職場のいじめ」の対策と解決事例/損失と予防策(PDF)
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