チェルシーのルイス・フェリペ・スコラーリ監督は、17日のポーツマス戦で足首を痛めたMFミヒャエル・バラックの状態について、「来週のプレーは難しいだろう」と語り、長期離脱の可能性を示唆してる。

 シーズン開幕戦となったポーツマス戦で4-0の勝利を収めたチェルシー。しかし、先制点のアシストをしたバラックが足首を負傷し、前半38分で途中交代を強いられた。

 試合後のスコラーリ監督は、バラックのケガの状態について、詳しい状態が分からないことを強調。しかし、ドイツ・サッカー協会に対し、水曜日に行われる親善試合への召集を見送るよう要請すると明言し、24日のウィガン戦でも起用しない可能性を示唆している。

「ミヒャエルは素晴らしいプレーを見せていたが、足首に負傷を負ったようだ。プレーを続けることが出来ない状態だった。すぐにドイツ・サッカー協会へ連絡するつもりだ。現時点で、ドクターもケガの状態を判断できていないからね。来週の試合はもちろん、水曜日の代表戦にも出場できるよう祈っているが、個人的には難しいと思う」

 フェリペ新監督の下、開幕戦で快勝を収めたチェルシー。バラックとフランク・ランパード、そして新加入のデコで形成する中盤がチャンスを量産していただけに、ドイツ代表MFの離脱は、フェリペにとっても思わぬ誤算だろう。バラックの状況次第では、チェルシーの覇権奪回に大きな暗雲が立ち込めることにもなりそうだ。