アラフォー独女のファッション事情【独女通信】
2008年08月12日14時00分 / 提供:独女通信
30代も半ばを過ぎると、結婚式の招待状もぐっと数が少なくなる。そんな独女二人のもとに久し振りの招待状が舞い込んだのは春先のこと。学生時代からの友人が、長い春を実らせいよいよ結婚する運びになったのだ。
「ホントによかったなあと思う半面、これは大変!と、さっそく式に着て行く服の相談を始めました」と、京子さん(37歳)、睦美さん(38歳)は当時を振り返る。独女にとって、女友達の結婚式に何を着るかは大きな問題だ。友人を祝う心はきっちり表現しつつも、新婦親族への礼儀を守り、なおかつ当日現場に集まる独身男性(主に、新郎友人)にさりげなくアピールする一着を調達せねばならない。もちろん、同性の友人知人による厳しいチェックをクリアすることは最低条件だ。
このように、ただでさえ難しい結婚式ゲストの服装準備だが、アラフォー独女ともなれば悩みはさらに増える。
「過度な若づくりはご法度だし、かといって落ち着き過ぎはもっとダメ。そこそこ華やかで年相応、っていうのが難しい」(京子さん)
「この際とばかりに着物に走るアラフォーもよく見かけますが、普段着慣れないだけに難易度が高い。うっかりするとチーママ(年齢的には立派なママ?)臭が漂うし」(睦美さん)
悩みつつデパートやショップを巡ること約2ヶ月。結局、選んだのは、二人とも黒いワンピース。一緒に買いに行きはしなかったが、携帯片手に相談しながらのショッピングとなった。ただし、京子さんはカットが美しいコンサバ系、睦美さんはややアーティスティックなデザイナー系を選んだところは、「普段の服装からかけ離れ過ぎず」「自分らしい恰好を」という熟考の現れだ。
アラフォー独女が服装で悩むのは、ハレの日ばかりではない。「最近、どうも欲しいと思う服がなくって」というのは加奈さん(40歳)。ファッションの参考にと雑誌など買ってみても、40代はマダムかママ、もしくはキャリアウーマンというくくりばかりでピンとこない。「独身だけどキャリアウーマンでもない私は何を着ればいいの?って感じ」と不満顔だ。「服装の好みって意外と変わらないのに、年齢が上がるに従ってシックにとかゴージャスに、と言われても。かといって、若い頃の好みのままの恰好はもちろんイタすぎる。自分の好きな雰囲気を活かしたまま、今の年齢にふさわしく、かつイマドキっぽく装う方法こそ知りたくても、そんな切り口の40代向け雑誌ってなかなかない」
ちなみに、そうこぼす加奈さん、若い頃はTシャツとジーンズのよく似合う、aikoのようなキュートなルックスの持ち主だった。背も低いので若く見られがち。かといって、今、そんな恰好をしたところで「休日に子供と遊ぶママ感」が漂うことは免れず、正直老けが際立ってしまう。同様に、スーツのようなカチッとした格好が好きという人には「女史感」が、きれいめカジュアルが好きという人には「ひと昔の女子大生感」が、前衛的なデザイナー系が好きという人には「モードおばさん感」が漂いかねないアラフォー世代。どんな格好が好きだとしても、加奈さんがいうように「自分の好みを活かしたまま、今の年齢に合い、時代の空気にも合う」ように装うのは難しい年頃なのだろうか。
ところで、そんな迷えるアラフォー独女に人気のTV番組に『SEX AND THE CITY』がある。もはや解説不要とは思うが、N.Y.に暮す女性4人の生き方や日常を描いて大ヒットしたドラマシリーズだ。最近では映画版も公開された。アメリカ(しかもN.Y.)と日本では事情の違いは多々あるとはいえ、年齢を重ねても自分の個性に合うファッションを堂々と着こなす彼女たちのまぶしさ、あの心意気を素敵と思った人は多いハズ。そう、やっぱり他人の目を必要以上に気にしたファッションなんてつまらないのだ。
ならば、いきなり彼女たちの真似とはいかなくても、今度の週末、まずは街に出てウインドウショッピングをしてみてはどうだろう。「いいな」と思うショップの店員や通行人を見つけるつもりで街を眺めれば、今の自分が着たい服のヒントが見えてくるかもしれない。また、いっそ、ファッション雑誌やウインドウショッピングから離れて、映画を見たり美術館に行くのもおすすめだ。ファッションのインスピレーションは思わぬところに転がっているもの。「何を着ていいのかわからない」と頭を抱えず、もっと気楽に、ミーハーに、ファッションの楽しみを取り戻したい。(平松なほ)
「ホントによかったなあと思う半面、これは大変!と、さっそく式に着て行く服の相談を始めました」と、京子さん(37歳)、睦美さん(38歳)は当時を振り返る。独女にとって、女友達の結婚式に何を着るかは大きな問題だ。友人を祝う心はきっちり表現しつつも、新婦親族への礼儀を守り、なおかつ当日現場に集まる独身男性(主に、新郎友人)にさりげなくアピールする一着を調達せねばならない。もちろん、同性の友人知人による厳しいチェックをクリアすることは最低条件だ。
このように、ただでさえ難しい結婚式ゲストの服装準備だが、アラフォー独女ともなれば悩みはさらに増える。
「過度な若づくりはご法度だし、かといって落ち着き過ぎはもっとダメ。そこそこ華やかで年相応、っていうのが難しい」(京子さん)
「この際とばかりに着物に走るアラフォーもよく見かけますが、普段着慣れないだけに難易度が高い。うっかりするとチーママ(年齢的には立派なママ?)臭が漂うし」(睦美さん)
悩みつつデパートやショップを巡ること約2ヶ月。結局、選んだのは、二人とも黒いワンピース。一緒に買いに行きはしなかったが、携帯片手に相談しながらのショッピングとなった。ただし、京子さんはカットが美しいコンサバ系、睦美さんはややアーティスティックなデザイナー系を選んだところは、「普段の服装からかけ離れ過ぎず」「自分らしい恰好を」という熟考の現れだ。
アラフォー独女が服装で悩むのは、ハレの日ばかりではない。「最近、どうも欲しいと思う服がなくって」というのは加奈さん(40歳)。ファッションの参考にと雑誌など買ってみても、40代はマダムかママ、もしくはキャリアウーマンというくくりばかりでピンとこない。「独身だけどキャリアウーマンでもない私は何を着ればいいの?って感じ」と不満顔だ。「服装の好みって意外と変わらないのに、年齢が上がるに従ってシックにとかゴージャスに、と言われても。かといって、若い頃の好みのままの恰好はもちろんイタすぎる。自分の好きな雰囲気を活かしたまま、今の年齢にふさわしく、かつイマドキっぽく装う方法こそ知りたくても、そんな切り口の40代向け雑誌ってなかなかない」
ちなみに、そうこぼす加奈さん、若い頃はTシャツとジーンズのよく似合う、aikoのようなキュートなルックスの持ち主だった。背も低いので若く見られがち。かといって、今、そんな恰好をしたところで「休日に子供と遊ぶママ感」が漂うことは免れず、正直老けが際立ってしまう。同様に、スーツのようなカチッとした格好が好きという人には「女史感」が、きれいめカジュアルが好きという人には「ひと昔の女子大生感」が、前衛的なデザイナー系が好きという人には「モードおばさん感」が漂いかねないアラフォー世代。どんな格好が好きだとしても、加奈さんがいうように「自分の好みを活かしたまま、今の年齢に合い、時代の空気にも合う」ように装うのは難しい年頃なのだろうか。
ところで、そんな迷えるアラフォー独女に人気のTV番組に『SEX AND THE CITY』がある。もはや解説不要とは思うが、N.Y.に暮す女性4人の生き方や日常を描いて大ヒットしたドラマシリーズだ。最近では映画版も公開された。アメリカ(しかもN.Y.)と日本では事情の違いは多々あるとはいえ、年齢を重ねても自分の個性に合うファッションを堂々と着こなす彼女たちのまぶしさ、あの心意気を素敵と思った人は多いハズ。そう、やっぱり他人の目を必要以上に気にしたファッションなんてつまらないのだ。
ならば、いきなり彼女たちの真似とはいかなくても、今度の週末、まずは街に出てウインドウショッピングをしてみてはどうだろう。「いいな」と思うショップの店員や通行人を見つけるつもりで街を眺めれば、今の自分が着たい服のヒントが見えてくるかもしれない。また、いっそ、ファッション雑誌やウインドウショッピングから離れて、映画を見たり美術館に行くのもおすすめだ。ファッションのインスピレーションは思わぬところに転がっているもの。「何を着ていいのかわからない」と頭を抱えず、もっと気楽に、ミーハーに、ファッションの楽しみを取り戻したい。(平松なほ)
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