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iPhone 2.0にブラックリストダウンロード機能を発見--非公認アプリ対策とのうわさも

2008年08月08日08時14分 / 提供:CNET Japan

CNET Japan

 Appleが、iPhoneで動作する「キルスイッチ」を開発しているとのうわさは、まだだれもその実態を正確に把握していないにもかかわらず、多大の悲観的な反響を呼んでいる。

 iPhone AtlasでBen Wilsonが記しているように、iPhone向けアプリケーションなどを独自に開発するソフトウェアエンジニアのJonathan Zdziarski氏は、「iPhone 2.0」ソフトウェアの内部を精査しながら、毎回「悪意のある」アプリケーションのリストをダウンロードさせるURLの存在を、このほど突き止めた。この詳細を深刻に受け止め、Appleがリモートで、気に入らないiPhone向けアプリケーションを使用不能にする用意を整えていることの証拠であるとの情報も、いち早く出回っている。

 このブラックリストをAppleが使う可能性のある、さまざまな分野について考える前に、そもそもわれわれは、これが実際のところは、どのように動作するかに関し、まったく明確なことは理解できていないという点を忘れないようにしよう。Zdziarski氏は、米国時間8月7日午前に電子メールで回答して、「よく分かっていることといえば、iPhoneが、悪意のあるURLリストをダウンロードするという点のみである。この情報だけだと、まるで第3次世界大戦のようなものさえ引き起こしかねないし、ただ数台のコンピュータが、どこかでバターミルクパンケーキのレシピを吐き出すことになるだけかもしれない」と記している。

 Appleが何をしようとしているのか、いくつかの可能性が存在する。その1つは、Appleが、当初は審査プロセスを通過したものの、不適切であったり、害を及ぼしたりする危険性があったりすると判明したアプリケーションに関し、リコールの通知のようなものを出すために、この機能が用いられる可能性である。

 Appleは、iPhone向けアプリケーションの開発者に対して、後ほど追跡できるように登録を要求しており、どのアプリケーションも、App Storeを通してiPhoneへ配布される前に、綿密な審査を通過しなければならない。しかしながら、開発者が審査の網をくぐり抜け、悪意のあるアプリケーションを作成したことに、後ほどAppleが気づき、その登録を取り消すことが必要になったとしても、そのアプリケーションの新たなインストールを防ぐ以外のことはできないはずだ。すでにそのアプリケーションをダウンロードしてしまったユーザーを助けることは、まったくできないかもしれないが、もし初期段階での品質管理プロセスが失敗に終わったとしても、リコールを通知したり(返金を行ったり)することで、かなり助けになれるかもしれない。

 別の可能性としては、Appleが、定期的にトロイの木馬やマルウェア、その他の悪意のあるアプリケーションのリストをダウンロードし、ユーザーに警告するウイルス対策ソフトのようなサービスに、この機能を利用できそうな点である。Appleが、iPhoneの開発プロセスを厳しくコントロールしている現時点では、この可能性は非常に低いかもしれない。しかしながら、おそらく将来的には、「App Store」以外からもiPhone向けアプリケーションの配布が行えるよう、プロセスが開放される予定であるのかもしれない。

 ZDNetのLarry Dignanは、Appleが、どんなアプリケーションがiPhoneにインストールされるのかを、厳格に管理したがっている企業の顧客からも承認を得るため、この機能が追加された可能性もあると指摘する。多くの企業のIT部門は、PC上にさえ、認可されていないアプリケーションをインストールできないようにしており、間違いなくiPhoneに関しても、何がインストールされるのかをコントロールしたいと考えているはずだ。

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