<第6試合 ミドル級/5分3R>
デミアン・マイア
Def.3R2分44秒/チョークスリーパー
ジェイソン・マクドナルド

前に出てパンチを放ち、マクドナルドがテイクダウンに成功する。パスガードを狙うが、マイアは、右腕をかんぬきに極めたまま三角絞めへ。秒殺で試合が終わると思われたが、これを逃れたマクドナルドがなんとバックマウントを奪取。

マウントから足を入れて、クローズドガードに戻したマイアだが、スイープ狙いを潰され、パウンドを受ける。マクドナルドは、パス狙いから首をコントロールし、自らガードをとりギロチンの態勢へ。マイアは首を引き抜き、パスに成功。直後にバックマウントを奪い、チョークを仕掛ける。マイアの手首を掴み、マクドナルドはこのピンチも逃げ切って1Rが終了した。

2R開始早々、飛び込んだマクドナルドにマイアの右フック、ヒザ蹴りがヒット。それでも組みつきながら、押し込んできたマクドナルドに対し、マイアは首相撲からヒザを連打し、直後にテイクダウンを奪う。

簡単にフルマウントを取ったマイアは、ヒザを押して足を戻そうとするマクドナルドの顔面にパンチを落としていく。柔術セレブらしからぬ、左右のエルボーというえげつない攻撃を続け、肩固めへ。抜群のマウントキープを見せたマイアだったが、マクドナルドは胴に組みついてブリッジから足を一本戻すことに成功する。

それでもマイアは全く意に介せずマウントを奪い返すと、マクドナルドのブリッジに腕十字を合わせる。驚異の粘りを見せるマクドナルドは、これもエスケープ。試合は最終ラウンドへ。

片足タックルから、テイクダウンを奪ったマイア。ギロチンを抜け、トップをキープしようとしたが、マクドナルドはガードから両足タックルで態勢を逆転する。マイアをケージにつめてパスを狙うが、片足タックルでトップを奪い返されてしまう。それでも、体を反転させトップをキープしたマクドナルドだったが、最後はマイアが足をすくい、マウントポジションへ。

細かいパンチを落とし、バックマウントからチョークをしかけると、ついにマクドナルドがタップアウト。予想もしなかったグラウンドウォーにも関わらず、最後は柔術セレブがしっかりと一本勝ちを手にした。

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