マンシーニをインテルに、ジュリをパリ・サン・ジェルマンに放出し、FWの層が薄くなっているASローマ。スクデット(国内リーグ戦優勝)獲得に燃えるASローマが、ここにきてマルセイユのフランス代表FWジブリル・シセ(26)の獲得に乗り出していることが明らかとなった。

 90年から13年間ASローマでプレーし、クラブの象徴とも言われた元ブラジル代表DFで現在シセの代理人を務めるアウダイール氏は「ジブリルには多くのオファーが提示されている。特にドイツのクラブからのオファーが多いが、本人はASローマ移籍にだけ関心を示している。移籍先としてASローマが本命だろう」と明言した。

 一方、シセの移籍に難色を示すマルセイユのエリック・ゲレツ監督は「シセの残留を信じている。高額な移籍金を提示されても、交渉は成立しない」と話すにとどまっている。