テレ朝「スクランブル」7月31日放送『猫屋敷の猫が近隣住民に迷惑をかけている』問題について
2008年08月01日08時24分 / 提供:PJ
放送によると、千葉県船橋市内の住宅地にある一軒のお宅の女性が、自宅に集まる野良猫にエサをやり、その猫たちが近隣の家の庭で糞をする、金魚を獲るなどをし、悪臭は隣接のマンションでは洗濯物を外に干せないほどになっている、ということです。実際、放送された画面でも、当のお宅のいかにも不衛生そうな状況と猫たちの横行の様は目を覆うものがありました。
最初に明確にしておきますが、私は、この記事を、猫屋敷の女性を弾劾するために書いているのではありません。この女性に深く同情し、行政は、抜本的対策を立てて解決して欲しい、と切に願う気持ちで書いています。といいますのは、私も、我が家が猫の捨て場のようになっている苦しみを負っていまして、経緯や実状がよくわかるからです(※我が家の場合は犬もですが、ここでは犬には触れません)。
この家の女性は、まだ親のお乳や庇護が必要な幼い猫が捨てられ、必死で親を呼び探す様を目の前にすると、その哀れさにどうしようもなくなり、現在のようになられたのでしょう。引き取った猫たちは不妊手術を施しても、捨てる人が多いから数は増える一方なのでしょう。
事情を知らない人は、他家の庭や門扉の前などに捨てるそんな無責任な人がほんとにいるのか、信じられない、と思われるかもしれませんが、本当にいるのです。驚くほど多く。
私自身が蒙った数々の例や経緯を挙げていたらきりがありませんので、本題に入りますが、この放送で見ますと、行政の方も、テレビ局の方も、猫屋敷の問題の解決は、『猫をいなくさせればいい』と考えていらっしゃるようにとれました。それでは何の解決になりません。ひとりの女性を葬り、その場を清潔にし、「よかった、よかった」となるだけのことです。
この女性は、何の悪意はないのです。ただ、「ああ、かわいそうに」という気持ちが人より篤いだけなのです。人によっては、「そういう気持ちを制し律っせないことが、既に人間として駄目なのだ」と断罪するかもしれませんが、それは全てを『強者や多数の側』に合わせた思想でしかありません。もし、この女性が、社会性が未熟等の独特の傾向があったとしても、それを断罪して孤立に追い込み排除するのはいいことでしょうか。
それよりも、この機に、捨て猫の問題の抜本的解決に向かいませんか。「捨てる人がいなくなること」「不妊手術の徹底」の二点を住民に意識してもらうのです。
なあんだ、そんなことはこれまでみんな言ってきた、と動物行政にあたる方々は失笑されるかもしれませんが、この二点を徹底する方法をこれまで以上に踏み込んですすめるのです。
これまでは、ポスターや回覧板等で、住民に指導をされてきたと思うのですが、それだけでは駄目です。地域の中で先祖代々、犬猫は生まれたら捨てるか生き埋めか川に流せばいい、飼ってくれる人がいるならそこに捨てればいい、という思い(価値観)しかない人々には伝わりません。
しっかり伝えるには、各地域の町内会や自治会に、都道府県、市町村の動物行政の担当者が出向いて、「日本ではこれまでは猫の避妊手術など考えられないのが常識だったが、これからは、捨てたり殺したりするのではなく、生ませない方法をとるのが普通の考えになります。そうしませんか。野良が減れば、殺さなくても農作物の被害は受けなくなり、またこどもの教育にも、猫は悪い排除すべき存在と植えつけるより、不妊手術をして終生人間の中で生きる存在、と自然に考えていくようになる方がいいではないですか」と訴えていくのです。
そうしていきながら、予算をとって、3年間ぐらい(1年でもいい)、全国的に、手術費用の援助をするのです。税金を猫に使うのは納得できない、という意見もあるかと思いますが、不妊手術に関しては、犬の登録料を一定の期間だけ手術費用に回す、という方法はとれないでしょうか。
こうしていくことで、野良は次第に減り、過剰な殺処分をしなくてよくなり、誰かが一手に背負うこともなくなっていくでしょう。何よりこどもたちに、猫を駆除や迷惑の対象としてではなく、まちの中にともに生きている存在であることを、大らかに繋げることができます。これは大事なことではないでしょうか。
最後に、この船橋の猫屋敷の問題の解決ですが、猫を慈しんでいる女性と猫を排除や切り捨てをするような処分ではなく、ネットを張ったりトイレの改善のための費用の支援をし、設備を整え、これ以上捨てに来る人が増えないように、熱意を持って市民に指導をしていくのです。
猫屋敷は、猫を安易に捨てた人々の無責任が作ったのですよ、もう捨てないようにしましょう、そうすることで、猫屋敷は普通の家と暮らしを取り戻し、それはそのまま近隣への影響もなくなるのです、と。
猫を守ろうとする少数の人間を特別視して孤立させるなどの抑圧を強いり、排除し、猫ものんびりできない社会にしていくか、人間個々の特質に寛容で、多少の迷惑や不自由を人間の方も我慢をし、猫の闊歩することを認める大らかな地域作りをしていくか、人間にとってどちらがいいか、行政の公正な英断を願っています。
そして、これまで捨てられ続けることの重荷で、清掃もできなくなる心理状態に追いやられていて、その上今回テレビで尚人々の好奇の目にさらされ、迷惑な存在として決め付けられ、どんなに辛い抑圧感を覚えておられるだろうこの女性が、猫を守れるよう設備が整い、近隣の方々から少しずつでも理解を得られ、笑顔のある人生を送られるようになることを、心から祈っています。【了】
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最初に明確にしておきますが、私は、この記事を、猫屋敷の女性を弾劾するために書いているのではありません。この女性に深く同情し、行政は、抜本的対策を立てて解決して欲しい、と切に願う気持ちで書いています。といいますのは、私も、我が家が猫の捨て場のようになっている苦しみを負っていまして、経緯や実状がよくわかるからです(※我が家の場合は犬もですが、ここでは犬には触れません)。
この家の女性は、まだ親のお乳や庇護が必要な幼い猫が捨てられ、必死で親を呼び探す様を目の前にすると、その哀れさにどうしようもなくなり、現在のようになられたのでしょう。引き取った猫たちは不妊手術を施しても、捨てる人が多いから数は増える一方なのでしょう。
事情を知らない人は、他家の庭や門扉の前などに捨てるそんな無責任な人がほんとにいるのか、信じられない、と思われるかもしれませんが、本当にいるのです。驚くほど多く。
私自身が蒙った数々の例や経緯を挙げていたらきりがありませんので、本題に入りますが、この放送で見ますと、行政の方も、テレビ局の方も、猫屋敷の問題の解決は、『猫をいなくさせればいい』と考えていらっしゃるようにとれました。それでは何の解決になりません。ひとりの女性を葬り、その場を清潔にし、「よかった、よかった」となるだけのことです。
この女性は、何の悪意はないのです。ただ、「ああ、かわいそうに」という気持ちが人より篤いだけなのです。人によっては、「そういう気持ちを制し律っせないことが、既に人間として駄目なのだ」と断罪するかもしれませんが、それは全てを『強者や多数の側』に合わせた思想でしかありません。もし、この女性が、社会性が未熟等の独特の傾向があったとしても、それを断罪して孤立に追い込み排除するのはいいことでしょうか。
それよりも、この機に、捨て猫の問題の抜本的解決に向かいませんか。「捨てる人がいなくなること」「不妊手術の徹底」の二点を住民に意識してもらうのです。
なあんだ、そんなことはこれまでみんな言ってきた、と動物行政にあたる方々は失笑されるかもしれませんが、この二点を徹底する方法をこれまで以上に踏み込んですすめるのです。
これまでは、ポスターや回覧板等で、住民に指導をされてきたと思うのですが、それだけでは駄目です。地域の中で先祖代々、犬猫は生まれたら捨てるか生き埋めか川に流せばいい、飼ってくれる人がいるならそこに捨てればいい、という思い(価値観)しかない人々には伝わりません。
しっかり伝えるには、各地域の町内会や自治会に、都道府県、市町村の動物行政の担当者が出向いて、「日本ではこれまでは猫の避妊手術など考えられないのが常識だったが、これからは、捨てたり殺したりするのではなく、生ませない方法をとるのが普通の考えになります。そうしませんか。野良が減れば、殺さなくても農作物の被害は受けなくなり、またこどもの教育にも、猫は悪い排除すべき存在と植えつけるより、不妊手術をして終生人間の中で生きる存在、と自然に考えていくようになる方がいいではないですか」と訴えていくのです。
そうしていきながら、予算をとって、3年間ぐらい(1年でもいい)、全国的に、手術費用の援助をするのです。税金を猫に使うのは納得できない、という意見もあるかと思いますが、不妊手術に関しては、犬の登録料を一定の期間だけ手術費用に回す、という方法はとれないでしょうか。
こうしていくことで、野良は次第に減り、過剰な殺処分をしなくてよくなり、誰かが一手に背負うこともなくなっていくでしょう。何よりこどもたちに、猫を駆除や迷惑の対象としてではなく、まちの中にともに生きている存在であることを、大らかに繋げることができます。これは大事なことではないでしょうか。
最後に、この船橋の猫屋敷の問題の解決ですが、猫を慈しんでいる女性と猫を排除や切り捨てをするような処分ではなく、ネットを張ったりトイレの改善のための費用の支援をし、設備を整え、これ以上捨てに来る人が増えないように、熱意を持って市民に指導をしていくのです。
猫屋敷は、猫を安易に捨てた人々の無責任が作ったのですよ、もう捨てないようにしましょう、そうすることで、猫屋敷は普通の家と暮らしを取り戻し、それはそのまま近隣への影響もなくなるのです、と。
猫を守ろうとする少数の人間を特別視して孤立させるなどの抑圧を強いり、排除し、猫ものんびりできない社会にしていくか、人間個々の特質に寛容で、多少の迷惑や不自由を人間の方も我慢をし、猫の闊歩することを認める大らかな地域作りをしていくか、人間にとってどちらがいいか、行政の公正な英断を願っています。
そして、これまで捨てられ続けることの重荷で、清掃もできなくなる心理状態に追いやられていて、その上今回テレビで尚人々の好奇の目にさらされ、迷惑な存在として決め付けられ、どんなに辛い抑圧感を覚えておられるだろうこの女性が、猫を守れるよう設備が整い、近隣の方々から少しずつでも理解を得られ、笑顔のある人生を送られるようになることを、心から祈っています。【了】
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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。
パブリック・ジャーナリスト 佐々木 和恵
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