【押忍!オカネ塾】食料品の相次ぐ値上げ、漁の見送り、どうなる回転寿司業界!!
塾長:「塾長の大金貯世(おおがねためよ)である!」
生徒:「原油価格の高騰でガソリンや食品価格がUPして、生活が厳しいです」
塾長:「そうだな。原油価格高騰で一部の漁船では漁を見送っているところもある」
生徒:「そんな状況だと、すし屋、特に割安を売りにしている回転寿司業界も今後厳しくなりそうですね。ところで現在の回転寿司業界はどんな構図になっているのですか?」
塾長:「回転寿司業界No.1は、『かっぱ寿司』を展開するカッパ・クリエイト(7421)で売上高612億円(平成19年5月期実績)、2番手が『スシロー』や『あきんど』を展開するあきんどスシロー(2781)で売上高590億円(平成19年9月期実績)、3番手が『くら寿司』を展開するくらコーポレーション(2695)で売上高484億円となっている」
生徒:「それぞれ店舗数は?」
塾長:「カッパ・クリエイトが296店舗(平成19年5月末)、あきんどスシローが211店舗(平成19年9月末)、くらコーポレーションが185店舗(平成19年10月末)となっており、店舗数でもカッパ・クリエイトがダントツとなっている」
生徒:「各社の特徴はありますか?」
塾長:「カッパ・クリエイト(7421)は、まぐろ、いか、穴子、紅鮭等の一部寿司ネタを埼玉県にある上尾工場で加工を行ってコストダウンをはかった上で各店舗に配送し、寿司ネタの提供をしている。また、キャンペーンとして平日にランチ90でひと皿94円を行うなどして来客数の増加をはかっている」
塾長:「あきんどスシロー(2781)はカッパ・クリエイトとは対照的に工場で加工を行うと再度凍結をかけることになり、鮮度が落ちることを考慮し、各店舗で加工させ、すしネタの鮮度を保つようにしているのだ。また過去のデータを蓄積し、どの寿司ネタをどの程度供給すればよいか指示を出してくれる『自動供給指示システム』の導入を加速させている」
塾長:「くらコーポレーション(2695)は食の安全にこだわり化学調味料、人工甘味料、合成着色料、人工保存料の4大添加物除去等を実現している。また携帯電話を利用した時間指定予約も開始している」
生徒:「カッパ・クリエイトが行っている平日のキャンペーンの一皿94円というのもビックリですね。ただでさえ低価格なのに!」
塾長:「カッパ・クリエイトは売上原価率が低いためにその様なキャンペーンを行うことができるのだ。ちなみにカッパ・クリエイトの売上原価率は39.2%(平成19年5月期)、あきんどスシローは51.6%(平成19年9月期)、くらコーポレーションは49.2%(平成19年10月期)となっている」
塾長:「株主から見るとカッパ・クリエイトは低い原価率で付加価値をつけて商品提供していると言えるが、お客の立場で見るとあきんどスシローは良い商品を安く提供していると受け止めることができる」
生徒:「確かにその通りですね…」
塾長:「カッパ・クリエイトは連結ROE20%以上、5年後に500店舗体制とすることを中期的目標として掲げている。あきんどスシローは2012年9月期に400店舗売上1,000億円、営業利益60億円を目指すために極洋及びユニゾン・キャピタルとの業務資本提携を行っている。くらコーポレーションはROE14%、総資産経常利益率18%を重要な経営指標と位置づけ、これからアメリカに海外一号店を出店予定だ」
生徒:「どの企業も積極的な事業展開を計画していますが、懸念点はないのでしょうか?」
塾長:「今のところ回転寿司ニーズも高いため、出店の余地はまだまだ存在すると思われる。どの企業も積極的な計画を立てており、消費者ニーズのない地域への無理な出店や出店過多による競合店増加で過当競争が発生したり、回転寿司店の飽和による消費者の回転寿司離れのリスクもあるため要注意だ。投資にはリスクがあり、自己責任で行うように」
生徒:「オス!」
〜〜〜まとめ〜〜〜
このところの原油高や魚価の上昇により、原価率が上昇基調にある。しかしながら回転寿司の各社は仕入体制、加工方法の見直しや廃棄ロスを最小限にして原価率の上昇を抑えている。既存店売上も堅調な店舗が多く、出店拡大余地もあるため、成長余力は存在しているだろう。将来的に出店過多による競合店による競争が激化すれば、より業績の差は鮮明となっていくものと思われる。今後の各社の戦略に注目して投資したい。
*紹介する金融商品への投資にはリスクが伴います。各商品のお問い合わせは、取り扱い会社までお願いします。投資は自己責任で。(この塾と登場人物は架空です)
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塾長:「回転寿司業界No.1は、『かっぱ寿司』を展開するカッパ・クリエイト(7421)で売上高612億円(平成19年5月期実績)、2番手が『スシロー』や『あきんど』を展開するあきんどスシロー(2781)で売上高590億円(平成19年9月期実績)、3番手が『くら寿司』を展開するくらコーポレーション(2695)で売上高484億円となっている」
生徒:「それぞれ店舗数は?」
塾長:「カッパ・クリエイトが296店舗(平成19年5月末)、あきんどスシローが211店舗(平成19年9月末)、くらコーポレーションが185店舗(平成19年10月末)となっており、店舗数でもカッパ・クリエイトがダントツとなっている」
生徒:「各社の特徴はありますか?」
塾長:「カッパ・クリエイト(7421)は、まぐろ、いか、穴子、紅鮭等の一部寿司ネタを埼玉県にある上尾工場で加工を行ってコストダウンをはかった上で各店舗に配送し、寿司ネタの提供をしている。また、キャンペーンとして平日にランチ90でひと皿94円を行うなどして来客数の増加をはかっている」
塾長:「あきんどスシロー(2781)はカッパ・クリエイトとは対照的に工場で加工を行うと再度凍結をかけることになり、鮮度が落ちることを考慮し、各店舗で加工させ、すしネタの鮮度を保つようにしているのだ。また過去のデータを蓄積し、どの寿司ネタをどの程度供給すればよいか指示を出してくれる『自動供給指示システム』の導入を加速させている」
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生徒:「カッパ・クリエイトが行っている平日のキャンペーンの一皿94円というのもビックリですね。ただでさえ低価格なのに!」
塾長:「カッパ・クリエイトは売上原価率が低いためにその様なキャンペーンを行うことができるのだ。ちなみにカッパ・クリエイトの売上原価率は39.2%(平成19年5月期)、あきんどスシローは51.6%(平成19年9月期)、くらコーポレーションは49.2%(平成19年10月期)となっている」
塾長:「株主から見るとカッパ・クリエイトは低い原価率で付加価値をつけて商品提供していると言えるが、お客の立場で見るとあきんどスシローは良い商品を安く提供していると受け止めることができる」
生徒:「確かにその通りですね…」
塾長:「カッパ・クリエイトは連結ROE20%以上、5年後に500店舗体制とすることを中期的目標として掲げている。あきんどスシローは2012年9月期に400店舗売上1,000億円、営業利益60億円を目指すために極洋及びユニゾン・キャピタルとの業務資本提携を行っている。くらコーポレーションはROE14%、総資産経常利益率18%を重要な経営指標と位置づけ、これからアメリカに海外一号店を出店予定だ」
生徒:「どの企業も積極的な事業展開を計画していますが、懸念点はないのでしょうか?」
塾長:「今のところ回転寿司ニーズも高いため、出店の余地はまだまだ存在すると思われる。どの企業も積極的な計画を立てており、消費者ニーズのない地域への無理な出店や出店過多による競合店増加で過当競争が発生したり、回転寿司店の飽和による消費者の回転寿司離れのリスクもあるため要注意だ。投資にはリスクがあり、自己責任で行うように」
生徒:「オス!」
〜〜〜まとめ〜〜〜
このところの原油高や魚価の上昇により、原価率が上昇基調にある。しかしながら回転寿司の各社は仕入体制、加工方法の見直しや廃棄ロスを最小限にして原価率の上昇を抑えている。既存店売上も堅調な店舗が多く、出店拡大余地もあるため、成長余力は存在しているだろう。将来的に出店過多による競合店による競争が激化すれば、より業績の差は鮮明となっていくものと思われる。今後の各社の戦略に注目して投資したい。
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