先日、クラブ創立110年の歴史の中で初めてユニフォームに企業スポンサー広告を入れると発表したアスレティック・ビルバオの新ユニフォームがお披露目となった。リーガで唯一広告が入っていなかったアスレティック・ビルバオの2008-09シーズンのユニフォームの胸には同クラブ初の企業スポンサーとなったバスク地方有数の石油会社“Petronor(ペトロノール)”のロゴがプリントされている。

 アスレティック・ビルバオはこれまでユニフォームへのスポンサー広告は入れないという主義を貫いてきたが、2004年にはバスク州政府観光局とスポンサー契約を結び、「EUSKADI(バスク語で“バスク地方”の意味)」のロゴ入りユニフォームでUEFAカップに出場している。企業スポンサー広告の是非を巡ってはこれまでも議論されてきたテーマではあったが、クラブの財政事情を考えればスポンサー収益が必須であることも事実。クラブ首脳陣は検討の結果、企業との契約に踏み切った。実際、アスレティック・ビルバオは今回のペトロノール社との3年契約で1シーズンあたり200万ユーロ(約3億3600万円)の収入を得ることになる。

 110年間守り続けてきたクラブの伝統と決別することになったアスレティック・ビルバオ。しかし、今やフットボール界はビジネスの世界となり、時代の流れに抗うことは難しくなっている。

(スペイン通信)