ブラックバーンのイングランド代表MFデイビッド・ベントリーが、トッテナムへ移籍する可能性が浮上した。

 かねてより複数のプレミアクラブから熱視線を集めていたベントリー。今オフの移籍が囁かれ、トッテナムやアストン・ビラが獲得に乗り出していた。しかし、ブラックバーンのジョン・ウィリアムズ会長が、両クラブの獲得オファーを拒否。今オフの移籍は消滅したかと思われていた。

 それでも、FWロビー・キーンをリバプールに放出したばかりのトッテナムは、攻撃陣補強のためベントリー獲得を諦めず、ブラックバーン側に再打診。ベントリー自身も欧州の舞台での経験を求め、移籍を仄めかす発言を発表したため、ウィリアムズ会長も態度を軟化させ、移籍金次第では交渉に応じると示唆している。

 ブラックバーン側は1700万ポンド(約36億円)を要求すると見られているが、キーンの放出で1900万ポンド(約40億円)を手にしたトッテナムにとって決して捻出できない金額ではない。そのプレースタイルから“ベッカム2世”と呼ばれるベントリーが、ノースロンドンの地で飛躍を目指す可能性が高くなった。